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オフロード仕様のランボルギーニ『ウラカン』…グッドウッド2023で「ステラート」出展へ

  • 《photo by Lamborghini》
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ランボルギーニは7月6日、2ドアスーパーカーの『ウラカン』のオフロード仕様『ウラカン・ステラート』(Lamborghini Huracan Sterrato)を7月13日、英国で開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023」に出展する発表した。世界限定1499台だ。

◆ベース車両に対して車高を44mmアップ
ウラカン・ステラートは、ベースとなった「ウラカンEVO」に対して、車高を44mm引き上げた。サスペンションのストローク量も増加する。全幅もワイド化された。フロントアンダーボディプロテクション、サイドステップ、ホイールアーチ、リアフードにエアインテークを装備する。ルーフスクープは、埃の多い道路でエンジンにきれいな空気を供給するための専用装備だ。

機械式リア・セルフロッキング・ディファレンシャルを備えた電子制御式四輪駆動を組み合わせる。土や砂などの未舗装路において、高いパフォーマンスを発揮できるように設計されている。

排気量5204ccのV型10気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最大出力610hp/8000rpm、最大トルク57.1kgm/6500rpmを発生する。トランスミッションは、7速デュアルクラッチ。0~100km/h加速3.4秒、最高速260km/hの性能を可能にしている。

◆ウラカン初の「ラリーモード」採用
ベースとなったウラカンEVOと比較して、ウラカン・ステラートには「Strada」と「Sport」の両モードに、専用のキャリブレーションが施された。また、ウラカン・シリーズで初めて、低グリップ路面の走行に特化した「ラリーモード」も採用されている。

「P-TCS(パフォーマンス・トラクション・コントロール・システム)」は、ウラカン・ステラート専用にキャリブレーションされた。「ランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・インテグラータ(LDVI)」は、ドライバーからのインプット、周囲の状況、選択されたドライブモードに基づいて、ドライビング・ダイナミクス・マネジメント・システムの調整を図る。さらに、オフロード仕様ならではの傾斜計、地理座標、コンパス、ステアリング角から受信する追加情報が、システムに組み込まれている。

「ANIMA」セレクターは、希望するセットアップを選択するための重要な制御システムとして、ランボルギーニのドライビング・ダイナミクスの中核を担うものだ。ウラカン・ステラートは、最適化されたビークルダイナミクスによって、オンロードからオフロードまで、あらゆる路面で優れたドライビングコントロールを実現した、と自負する。

◆カーボンファイバー製セミバケットスポーツシート装備
「Lamborghini Connect」は、ドライバーが速度管理や走行域管理など、さまざまな機能をリモートでも監視できるシステムを構築している。写真や動画の撮影が可能な「Drive Recorder」サービスを使って、オンロード、サーキット、ダートトラックを走るシーンを思い出として残すことも可能だ。

また、「Lamborghini Unica」アプリに統合されたデジタルメモリーアルバムの「Board Diaries」を利用すれば、リモートでもドライビングエクスペリエンスを続けることができる。

チタン製リアアーチ、4点式シートベルト、カーボンファイバー製セミバケットスポーツシート、アルミニウム製フロアマットを装備した。ドライバーは車内の画面に表示される情報を直観的に操作でき、さまざまな機能をコントロールできる、としている。