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電動ベッドやサニタリーユニットを搭載の本格派:ホワイトハウス「ヴェローナ」…東京キャンピングカーショー2023

  • 《写真撮影 家本浩太》
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国内5つのフィアット『デュカト』のディーラーの中で、唯一キャンピングカー仕様を発表していなかったホワイトハウスが満を持して公開したのが『ヴェローナ』。東京キャンピングカーショー2023の目玉と呼べる1台だ。

ヴェローナのベースに使われるデュカトはL3H2と呼ばれる、ロングボディのモデル。5995mmという全長を活かし、4人乗り、4人就寝の贅沢なキャンピングカーに仕立てた。

まず注目したいのは、2人掛けのセカンドシート。電動式でベッドからシート、シートからベッドに15秒ほどで展開する。シート前に設置された昇降式のテーブルも質感が高い。

キッチンユニットは2口のコンロや電子レンジ、冷蔵庫などを装備。調理台も十分なスペースが確保され、空調やエアヒーターなども整っている。

車両後方に目を移すと、常設の2段ベッドがあり、その上部やベッド下には収納を設置。収納式のテーブルもあるので、寝る前に少し読書をしたいという時などにも良いだろう。

ベッドと反対側には、シャワーとトイレ、洗面台をひとまとめにしたサニタリールームを完備。デュカトをベースとするキャンピングカーは国内でも増えてきつつあるが、国内でこれまで、サニタリールームを標準装備したモデルは見当たらず、ヴェローナの特色の1つと言える。

このほか、採光と開放感をもたらすルーフウインドウもユニーク。エクステンションボックスで拡大したボディの効果もあり、ゆったり、広々とした室内が印象的だ。

なお、同社では、「まだ、これからブラッシュアップをかけていく。来年頭を目処に、よりラグジュアリーなモデルも開発したい」と意欲的だ。

ホワイトハウスのブースではこのほか、プジョー『リフター ロング』をベースにしたキャンピングカー『シエル』も注目を浴びた。

ジャパンキャンピングカーショーなどで人気だった、シトロエン『ベルランゴ』をベースにした『ソレイユ』の姉妹車で、スライド収納やスライド式ギャレーを備えたフラットベッドやポップアップルーフ、エアヒーターエンジンなどが特徴。フラッドベッドのサイズは1170×1800mm、ポップアップルーフのベッドサイズは1100×1900mmだ。