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【トヨタ ヴェルファイア 新型】漆黒メッキの外装とターボエンジンで引き立つ個性

  • 《写真撮影 山内潤也》
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“トヨタの最高級ミニバン”として誕生した『アルファード』をより個性的にしたクルマとして2008年に追加された兄弟車の『ヴェルファイア』。トヨタ自動車はヴェルファイアを8年ぶりにフルモデルチェンジし、ガソリン車・ハイブリッド車(HEV)の販売を6月21日より開始した。

4代目となる新型ヴェルファイアは「快適な移動の幸せ」を追求するべく、「性能を世界基準に昇華させる」という開発テーマを定め、プラットフォームを刷新した。”高級サルーン”として、振動・騒音対策、燃費や’走りといった基本性能を向上させながら、内外装デザイン、ゆとりの室内空間、使い勝手と言った商品性の面で開発テーマにふさわしい価値を持たせるべく、改良が行われた。

◆ヴェルファイアの個性を明確化する「Z Premier」
ヴェルファイアとアルファードの個性を従来型と比較して、より明確化するべく、新型ヴェルファイアには専用グレード「Z Premier」を新設定した。走行性能においては、「運転する喜び」を感じられるよう、専用チューニングやパワートレーンを採用し、意のままの走りを実現。「フロントパフォーマンスブレース」では、ヴェルファイア専用のボディ剛性部品を追加し、走り出しから車両がしっかり動く応答性の良さを実現した。また、「2.4L 直列4気筒ターボエンジン」の搭載で高い加速応答性能と十分な駆動力を実現し、運転する楽しさを追求した。

エクステリアは、上質さを感じられる金属加飾を施したブラックコーディネートとなっている。黒色の漆黒メッキを基調とした金属加飾により、アグレッシブでありながら、モダンかつ上質なエクステリアデザインで、ヴェルファイアならではの個性をより際立たせている。

◆「おもてなし」がテーマの室内空間
新型ヴェルファイアの室内空間は0.1mm単位で検討が行われ、運転席と2列目シートおよび3列目シートとの距離は従来型比でそれぞれ5mm/10mm広い前後席間距離を確保するなど、全体的にゆとりのあるつくりとなっている。

また、「おもてなし」をテーマにした装備類の開発・採用により、乗降時から乗車中まで、全ての時間が上質で心地よい体験となるような工夫がなされている。例えば、「スーパーロングオーバーヘッドコンソール」の採用により、従来は天井の左右など、各所に存在していた照明や各種スイッチ類、エアコン吹き出し口などの機能を天井中央に集約した。その他にも、快適な乗り降りをサポートする「ユニバーサルステップ」や「ロングアシストグリップ」、日差しを遮りながらも景色を楽しみたい、というこだわりに応えた「パワーサイドサンシェード」などが装備される。

◆上質な乗り心地と環境に配慮した燃費性能
極上のムービングオフィスとしても、上質なプライベートルームとしても利用できるよう後席の快適性を重視し、基本骨格を見直すとともに、乗員に伝わる振動・騒音を低減することで上質な乗り心地を実現した。

また、優れた動力性能と燃費性能の両立を図るべく、2.5L直列4気筒DOHCエンジンを搭載したトヨタハイブリッドシステムを採用した。これにより、システム最高出力250psの高出力と同時に従来型から燃費性能を向上させることに成功した。加えて、さらなる燃費性能が魅力の2WDを新設した。

◆先進の安全・運転支援システム
新型ヴェルファイアには、最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」が搭載される。「プロアクティブドライビングアシスト」では、ドライバーの操作を先読みしてステアリングの反力を変化させることで、不要な操作を抑制したり操作の遅れの防止でスムーズな走行をサポートする。

その他にも、高度運転支援技術「トヨタ チームメイト」により駐車時、渋滞時の運転がサポートされる。「アドバンスト パーク」では、車外から専用スマートフォアプリ「Remote Park」を操作することで遠隔で駐車・出庫が可能となる。また、「アドバンスト ドライブ」は高速道路・自動車専用道路での運転において、一定の条件を満たすことで作動し、ドライバーの渋滞時の運転負荷を軽減し、より周囲に注意を払った安全運転をサポートする。

新型ヴェルファイアの価格は655万円~892万円となっている。また、新型ヴェルファイアはクルマのサブスクリプション「KINTO」でも取り扱われる。