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BMWの車名から「i」がなくなる?『X2』次期型プロトタイプから見えるもの

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BMWは現在、コンパクト・クーペSUV『X2』次期型を開発中だが、その最新プロトタイプをカメラが捉えた。次期型X2は『X1』をベースに、プラットフォームやエンジンだけでなくインテリアも共通化し登場する。

厳重なカモフラージュで出現した次期型プロトタイプだが、複雑なLEDデイタイムランニングライトを備え、X1に似たサイドに回り込むヘッドライトを装備。また水平バーを備えた『M2』風のスポーツグリルが初露出しているのがトピックだ。垂直のエアカーテンと、2つのセクションに分かれた大きな中央の吸気口が接続されている様子がわかるなど、フロントエンドの最終デザインがかなり見えてきている。

高級ハッチバック然としたスタイルから真のクーペSUVに進化した流線型のボディシルエット、フラッシュマウントのドアハンドルが見てとれるほか、足回りには大型ブレーキ、スタイリッシュなツートンカラーのホイールが装着されている。

リアを見ると、大型スポイラーと円形のクワッドエキゾーストパイプがインストールされていることから、このプロトタイプが高性能「Mパフォーマンス」モデルとわかる。BMW関係者が内燃機関モデルから「i」名前が消えると証言しているとの情報もあり、「X2 M35」あるいは「X2 M40」という新ネームが与えられる可能性がありそうだ。

キャビン内では、10.25インチのデジタルインストルメントクラスターと、10.7インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイを備えていることがわかる。またそれだけでなく、A/Cベント、フローティングセンターコンソール、さらにはカップホルダーの配置まで、すべて先行するX1のそれを反映していることも確認できる。

パワートレインもX1と共有されるとみられ、最高出力244ps、最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ツインターボエンジンをメインとしたラインアップとなることが予想される。また今回捉えたパフォーマンスモデル「M35/M40」ではよりパワフルになり、同エンジンから最高出力306ps、最大トルク450Nmを発揮する。

エレクトリックモデルの『iX2』は、64.7kWhのバッテリーを搭載し、最高出力313ps、最大トルク494Nmを発揮するデュアルモーターのセットアップを用意すると思われる。

X2次期型のワールドプレミアは2023年内。高性能モデルはもう少し遅れる可能性もあるだろう。