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復活の『インテグラ』、アキュラブランドでホンダウエルカムプラザ青山に現る
16年ぶりにアキュラブランドから復活した『インテグラ』が、ホンダウエルカムプラザ青山(東京都港区)において展示されている。期間は7月3日まで。
インテグラは日本で1985年から2006年まで販売されていたスポーツクーペ。かつてはタイプRも販売され人気を集めたが、4代目のDC5型を最後に国内での販売を終了。現在は中国と北米市場でのみ販売されている。
今回青山に登場したインテグラは北米仕様で、ホンダの高級ブランド「アキュラ」より販売されているもの。「2023北米カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したことを記念して、6月20日より展示されている。広報担当者によれば日本導入の予定はないとのことだが、国内で販売していないアキュラのモデルをホンダウエルカムプラザで一般に公開するのは初めてだという。
フロアには2台が並ぶ。グレードはそれぞれ「Aスペック」と「タイプS」で、車両に乗り込むことも可能だ。Aスペックはベースグレードよりも装備が整った上級グレード。よりスポーティな内外装で、18インチホイールをおごり、LEDフォグライトを標準装備するなどの変更が行われている。1.5リットル直列4気筒ガソリン「VTECターボ」エンジンを搭載し、そのスペックは最大出力200hp/6000rpm、最大トルク26.5kgm/1800~5000rpm。アメリカでの販売価格は3万3500ドルからとなっている。展示車は6速MTを搭載するモデルだった。
一方のタイプSは高性能スポーツグレードだ。よりパワフルなスペックを持ち、販売価格は5万800ドルから。エンジンは2.0リットルVTECターボエンジンへと変更され、最大出力は320hp/6500rpm、最大トルクは42.8kgm/2600~4000rpmを発揮する。トランスミッションは6速MTを搭載し、本気のスポーツドライビングをそのままで楽しめるような1台に仕上がっている。
リアとフロントにあしらわれた「INTEGRA」ロゴの加工は1996~2001年に販売された3代目DC型インテグラのオマージュとなっており、全体的なプロポーションも初代クイントインテグラを意識した姿にデザイン。歴代モデルに触発され開発が進められたといい、所々にその面影が散りばめられている。ファンには嬉しい一台だろう。
現在、ウエルカムプラザ青山内では『シビックタイプR』も同時に展示中だ。兄弟車となる両モデルの違いをじっくりと見比べることができる。開発者のメッセージも時折ビジョンで紹介されるので、合わせてチェックしてみてほしい。