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BMW『M5』史上最強の次期型、驚愕のスペックが発覚!
BMWは『5シリーズ』新型、およびEV版の『i5』新型を発表したばかりだが、ICEモデルの頂点に君臨する、『M5』市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
ニュルブルクリンク北コースで捉えた開発車両は、これまででもっともカモフラージュが薄く、多くのディティールが露出している。
フロントエンドの特徴はそのアグレッシブなバンパーだろう。太いセンターサポートを備え、エッジの効いた複雑な形状のインテークが確認できる。その両端にはスリムな三角形のエアカーテンが配置されており、プラグインハイブリッドパワートレインとブレーキの冷却を強化するだろう。
側面では、幅の広いフェンダーとサイドシルを装備しているほか、足回りでは、スポーツスリックタイヤ、高性能ブレーキシステムを装着している。またフラッシュマウントドアハンドル、左フロントフェンダーには充電ポートも確認できる。
リアエンドでは、完全新設計されたスリムなLEDテールライトの一部が見えるほか、リアディフューザーから突き出たクワッドエキゾーストパイプが「Mモデル」であることを主張する。
ベースとなる5シリーズ新型と比較すると、全長が3.4インチ(86mm)、ホイールベースが0.8インチ(20mm)長くなっており、先代モデルより大型化されることも注目だ。
キャビン内には、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、BMW「OS 8.5」を実行する14.9インチのインフォテインメント・システムで構成される曲面ディスプレイが装備される。またスポーティーなフラットボトムのステアリングホイールや、ミニマムなギアセレクターを備える新設計されたセンターコンソールも確認できる。
注目の心臓部には、SUV『XM』の最強モデル「レーベル・レッド」からプラグインハイブリッドパワートレインを流用、4.4リットルV型8気筒ツインターボチャージャーと、29.5kWhバッテリーパック、および8速オートマチックトランスミッションに組み込まれた電気モーターを搭載する。これにより、XMレーベル・レッドでは最高出力748ps、最大トルク1000Nmを発揮するが、M5セダンでは驚愕の800psを上回る数値を出す可能性も十分にあるという。
M5次期型のワールドプレミアは2023年後半、あるいは2024年前半と予想され、その後「M5ツーリング」も期待されている。