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フォードのEVピックアップトラック、今秋から増産へ…米国での納車待ちを短縮
フォードモーター(Ford Motor)は6月8日、大型EVピックアップトラックのフォード『F-150ライトニング』を今秋から増産し、米国における納車待ちを短縮すると発表した。
F-150ライトニングでは、「XLT」グレードに対する需要がとくに高い。そこで、フォードモーターは、米国のEV専用工場においてF-150ライトニングのXLTを中心に、増産する。今後の新規受注に関しては、早ければ9月に納車される見込みだ。
前後アクスルに搭載されるモーターは標準モデルが最大出力426hp、上位モデルが最大出力580hp。最大トルクは、どちらも107.2kgmを引き出す。強力なツインモーターは4輪を駆動し、上位モデルの場合、0~96km/h加速4秒台半ばの性能を発揮する。
F-150ライトニングの増産は、EVのラインナップを拡大し、顧客にEVをより身近な存在にするためのフォードモーターの計画の一環。同社は、EVピックアップトラックに対する需要に応えるため、2023年末までにF-150ライトニングの生産台数を3倍の年間約15万台に増やす予定、としている。