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メルセデスベンツ Eクラス 新型、PHEVはEVモードが115kmに
メルセデスベンツは、ミドルクラスセダン『Eクラスセダン』(Mercedes-Benz E-Class Sedan)の新型に、欧州でプラグインハイブリッド車(PHEV)を設定すると発表した。
新型EクラスセダンのPHEVは、欧州ではガソリンエンジンのみとなり、「E 300 e」、「E 300 e 4MATIC」、「E 400 e 4MATIC」の3グレードが用意される。遅れて、ディーゼルエンジンのPHEVが追加される予定だ。
メルセデスベンツの第4世代のPHEVシステムを搭載する。PHEVシステムのエンジンは、「M254」型2.0リットル直列4気筒ガソリンユニットだ。E 300 eとE 300 e 4MATICの場合、最大出力は204hp、最大トルクは32.6kgmを発生する。E 400 e 4MATICでは、最大出力が252hpに、最大トルクが40.8kgmに引き上げられる。
モーターは発進時から44.9kgmの最大トルクを引き出す。モーターの最大出力は129hp。エンジンとモーターを合わせたPHEVシステム全体で、313hpのパワーと56.1kgmのトルクを引き出す。0~100km/h加速は6.4~6.5秒、最高速は234~236km/hだ。
E 400 e 4MATICでは、PHEVシステム全体で380hpのパワーと66.3kgmのトルクを発揮する。0~100km/h加速は5.3秒で駆け抜け、最高速は250km/hに到達する。
全グレードが、EVモードの「エレクトリック」モードの最高速を140km/hとした。第4世代のバッテリーは、96個のセルで構成。バッテリーの蓄電容量は25.4kWhと大容量化されており、EVモードの航続は、最大で115km(WLTPサイクル)に到達する。