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500馬力オーバーの小さな野獣、BMW『M2』にいよいよ「CS」投入か!?
BMWは2022年10月、コンパクト2ドアスポーツカー『2シリーズクーペ』に設定される高性能モデル『M2』を発表したが、さらなる最強バージョン『M2 CS』(仮称)の導入が濃厚となった。
BMWはこれまで、新型M2に関して「コンペティション」モデルは導入しないと語っていたが、どうやら別の強化モデルが計画されているようだ。
スクープサイト「Spyder7」が捉えたプロトタイプは、標準のM2には搭載されていない一体型のトランクリッドスポイラーが装備されているのが目を引く。もともとオプション装備としてトランクリッドウィングやコンパクトなルーフポイラーは用意されているが、このプロトタイプは『M3 CSL』の実質的後継モデルとして昨年発売された『M4 CSL』に倣ったアップデートが施されていると見て良いだろう。
さらにリアエンド下部には、Mモデルのトレードマークであるクワッドエキゾーストセットアップがリアディフューザーのフィンの間から突き出ているのも見てとれる。
また以前のプロトタイプでは、M2に標準装備されているフロント19インチ、リア20インチの930Mアロイホイールが装着されていたが、このプロトタイプではM4 CSLと同じ20インチの827Mホイールに交換されている。
M2のパワートレインは、3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力459ps、最大トルク550Nmを発揮するが、CSでは「S58」エンジンの改良により、最大500ps~520psが予想される。注目はマニュアルトランスミッションを提供するかどうかだが、期待は薄いかもしれない。
Mモデルを上回るハイパフォーマンスカーに力を入れるBMW。現在「M3 CSツーリング」も計画しているが、まだ上層部の承認には至っていないという。