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発表間近のBMW 5シリーズ 新型、『M5』はどうなる? 過激フロントマスクを目撃
5月24日の発表を控えるBMW『5シリーズ』新型、およびフルエレクトリックモデルの『i5』。ICE(内燃機関)モデルの頂点に君臨する『M5』はどうなるのか? スクープサイト「Spyder7」が次期モデルの最新プロトタイプを捉えた。
ニュルブルクリンク付近でキャッチした車両は、これまででもっともカモフラージュが軽く、最終デザインが見えてきた。
フロントエンドでは、市販型ヘッドライトをはじめて装着。大径ホイールを収容するワイドホイールアーチを備えたフルプロダクションボディとなっている。グリルは『M4クーペ』のような巨大なものではなく、オーソドックスなタイプとなっていることがわかる。その下部にはエアロダイナミクスを高めるアグレッシブで立体的なインテーク、そのさらに外側にはエアカーテンが配置されている。
リアエンドでは、LEDテールライトがパネルで覆われているものの、内部には2本のライトバーを備える市販型ライトユニットの一部が見てとれるほか、新設計されたバンパーには円形のデュアルエキゾーストパイプがインストールされている。
キャビン内には、シームレスに統合されたフルデジタルインストルメントクラスターと中央ディスプレイを備える曲面ディスプレイ、「BMW iDrive 8.0」、超広帯域技術を備えた「BMWデジタルキープラス(デジタルキー3.0)」など、BMWグループ最新の技術が搭載される可能性がありそうだ。またハンズフリーの高速道路運転と、ハンズフリーの駐車機能を備えた少なくともレベル2の自動運転も利用できると思われる。
CEOであるMarkus Flasch(マルクス・フラッシュ)氏が2023年に、「次世代のBMW M5はハイブリッドモデルとして利用可能となる」と語ったとおり、ボディサイドには「Electrified Vehicle」(電化された車両)のステッカーが貼られている。そのパワートレインは、4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンに電気モーターを組み合わせ、最高出力は650psを発揮すると予想される。
また「コンペティション」モデルでは、デュアルモーターを搭載し、最高出力は750ps以上、最大トルク1000Nmを発揮する可能性がありそうだ。
M5のワールドプレミアは2023年内か、2024年前半と予想され、遅れてワゴンの『M5ツーリング』の導入も期待されている。