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【レクサス LM 新型】まるでリビング、最上級のインテリア

  • 《写真提供 トヨタ自動車》
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トヨタが展開する高級車ブランドのレクサスは、4月に開催された上海モーターショー2023にて、ミニバン『LM』の新型を世界初公開した。最上級の乗り味を実現したフラッグシップMPVに注目が集まる。日本での発売は、2023年秋頃を予定している。

◆全ての乗員がくつろげる空間を実現
新型LMは、その車名が意味する「ラグジュアリームーバー」としての価値や存在意義を改めて見直し、「素に戻れる移動空間」のコンセプトのもとに先代モデルから全面刷新した。全ての乗員が自然体でくつろげる乗り味と居住空間を作り上げることを目指し、車内での時間をゆったりと過ごすことができる快適性と機能性を実現している。インテリアは、人間中心の考え方に基づいた精緻な作り込みが行われている。室内高のあるパッケージを生かしながら、広く心地よい空間を水平・垂直を基調としたシームレスなデザインテーマで表現し、リビングのようにくつろげる世界観となっている。

レクサスのコックピット思想「Tazuna Concept」が採用されたフロント席は、モダンで広がりのある空間と、シンプルなインパネとコンソールにより運転に集中できる環境を実現している。また、リア席は6/7座仕様と4座仕様が用意される。6/7座仕様では、開放感・見晴らしに配慮しながら、前後左右に広がりのあるトリムやオーバーヘッドコンソールを配し、多人数乗車でのパーソナル感を追求した。インテリアカラーはソリスホワイトとブラックの2色が用意されている。ソリスホワイトでは周辺部にカッパー色のアクセントを加え、ブラックにはグレートーンを随所に配するなど、新しい高級表現を目指したモダンプレミアムな世界観を表現した。

◆多様なニーズに対応した多彩な装備
多様化の進むラグジュアリーセグメントへの需要に対応するべく、新型LMは自宅のリビングルームのようにくつろげる空間や、ビジネスシーンにも対応できる空間などを実現した。照明では、間接照明の採用により車内の造形や素材の美しさを際立たせるだけでなく、リラックスできる空間を演出している。イルミネーションは14色のテーマカラーと好みに合わせて選べる50色のカスタムカラーの計64色が用意される。それぞれに癒しやリラックスなどのテーマがあり、乗員の好みに合わせて色調を選択することが可能となる。

エアコン・シートポジション・サンシェード・照明などを統合制御するレクサス初採用のリヤクライメートコンシェルジュは、乗員に最適な車内環境の実現をサポートする。4種類のプリセットモードに加え、乗員の好みに応じてカスタマイズできるモードも用意し、より快適な空間を実現する。リヤクライメートコンシェルジュを操作するリヤマルチオペレーションパネルは、脱着可能なタッチ式コントローラーとなっている。2列目シートのコンソールアームレストに2個装備し、左右の乗員がそれぞれの好みの設定ができる。

◆ショーファードリブンに特化した4人乗り仕様
ショーファードリブンカーとしての使用も想定したLMには、4座仕様のモデルが用意される。フロント席とリヤ席の間にはパーティションの設置と、上部の昇降式スモークガラスの装備によってプライバシーと開放感を両立させている。さらに48インチの大型ワイドディスプレイも用意され、オンラインによるビジネスミーティングやエンターテイメントなど多様なシーンに合わせた使い方が可能となる。ディスプレイ下部には冷蔵庫や収納スペースが設けられる。

リヤ席には専用の独立シートが装備される。オットマン(足置き)の伸縮量を従来型より延長しつつ、パーティションとの距離を保つことで余裕のあるスペースを確保する。また、レクサスとしては初めて、アームレストとオットマンにもシートヒーターを採用した。パーティションの上部中央には、乗員と周辺温度を検知するリヤ席専用の温熱感IRマトリクスセンサーを設定する。乗員の顔、胸、大腿、下腿の体の部位を4つに分け温熱感(温かさ/冷たさ)を推定することでエアコンやシートヒーターなどを一括コントロールし、車内を常に快適な温度に保つ。アームレスト内に収まる格納式テーブルはタブレット端末やノートPCを操作できる十分なサイズで、質感の向上や滑り止め・傷つき防止の機能性を持たせた表皮巻きの天板となっている。