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シトロエンの世界戦略車、『C3 エアクロス』新型…まずはアジアや南米で発売へ
シトロエンは、BセグメントSUV『C3エアクロス』(Citroen C3 Aircross)の新型を、2023年後半からインドと南米、2024年からインドネシアで発売する。4月27日、シトロエンが発表した。
シトロエンは2025年までに、全世界の新車販売台数の30%を欧州以外の地域や市場で販売することを目指している。コンパクトカーの『C3』新型とともに、C3エアクロスがシトロエンの世界成長戦略における重要なステップになるという。
◆タフな外観を備えた全長4320mmのファミリー向けSUV
新型C3エアクロスは、全長4320mmのファミリー向けBセグメントSUVだ。タフで表情豊かなデザインを追求しており、高い位置のボンネット、ワイドなトレッド、シトロエンのY字型のライティングシグネチャー、パワフルなダブルグリル、ロアスキッドプレートなど、主張のあるフロントフェイスが特長だ。クラス最高レベルの200mmの最低地上高、大径ホイールとタイヤを備えた筋肉質なホイールアーチ、弾力性のあるプロテクションカバーも備えている。
また、ワイドなCピラーがボディに力強さを与える。すっきりとしたリアクォーターウィンドウが、室内の明るさと広さを乗員に感じさせるという。また、長い後部ドアは、後席へのアクセス性を高めるためのデザインだ。
新型C3エアクロスは、幅広いテーマパックやアクセサリーによって、カスタマイズすることができる。さらに、シトロエンならではのコントラストを効かせたルーフカラーが選択できる。これにより、デュアルトーン効果を生み出すという。
◆2列シートの5名乗りと3列シートの7名乗りを設定
乗り心地に関しては、チューニングされたサスペンションによって、厳しい交通状況やさまざまな路面での快適性を最大限に高め、ボディロールを最小限に抑えることを目指した。また、シトロエンがチューニングしたステアリングと最小回転半径は、都市部の密集した交通状況下でも俊敏な動きと容易な操縦を可能にする、と自負する。
アンダーボディの構造とアプローチアングルも、荒れた路面や滑りやすい路面に対応するように開発された。急な斜面でも、安心して登ったり降りたりできるように設計されている。
新型C3エアクロスは、広い室内スペースを持つ。2列シートの5シーターモデルでは、後席の乗員に充分なニールームと最大482リットルのラゲッジ容量を備える。3列シートの7シーターモデルでは、3列目に2つの独立したシートを備え、さまざまな用途に使えるインテリジェントモジュラーを追加した。インテリジェントモジュラーは、必要なときに個別に折り畳んだり、取り外したりすることができる。最大511リットルの荷室容量と乗員のための空間のバランスを取ることができるという。
◆クラス最大級の10インチタッチスクリーン
明るく広々としたインテリアは、装備を充実させた。とくに、7人乗り仕様の2列目と3列目では、ルーフパネルに取り付けられた空調システムと快適なシートによって、リラックスした状態で過ごせるように配慮した。また、スマートフォンホルダーとしても使えるカップホルダーや最大5つのUSBプラグなども装備する。乗員は移動中も、インターネットやエンターテインメントを楽しむことができる。
ダッシュボードには、水平基調のインストルメントパネルを採用した。中央部には、ソフトタッチの木目が施されている。上位グレードには、7インチTFTクラスターが装備された。このクラスでは最大級の10インチタッチスクリーンが、ダッシュボード中央に配置される。Apple「Car-Play」やグーグル「Android Auto」を使ったアプリへのミラーリング機能など、主要なインフォテインメントやコネクテッドサービスにアクセスすることができる、としている。