注目の自動車ニュース
メルセデスAMG Sクラス欧州仕様、完全受注オプション「マヌファクトゥーア」に新プログラム
メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は4月27日、高性能大型セダンのメルセデスAMG『Sクラス』の欧州仕様車に、完全受注生産オプション「マヌファクトゥーア(MANUFAKTUR)」の新プログラムを設定すると発表した。
◆マヌファクトゥーアとは製造や製作を意味するドイツ語
マヌファクトゥーアは、製造や製作を意味するドイツ語だ。メルセデスベンツはすでに、『Gクラス』に「Gマヌファクトゥーア」を用意している。これは、個別化や伝統的なクラフトマンシップ、高い品質を兼ね備えたサービスを提供するのが狙いだ。日本向けGクラスでも2020年8月から、内装を好みの仕様に仕上げる完全受注生産オプションとして、「Gマヌファクトゥーア・プログラム」と「Gマヌファクトゥーア・プログラム・プラス」が導入されている。
メルセデスベンツは、マヌファクトゥーアの新プログラムを、メルセデスAMG Sクラスの欧州仕様車に設定する。顧客が、マヌファクトゥーアによる新しいカスタマイズプログラムを選択できるようになる。
マヌファクトゥーアでは、特別な塗装仕上げと高品質かつ洗練されたインテリアによって、メルセデスAMG Sクラスを自分の好みに合わせて仕立てる可能性が広がるという。
◆マヌファクトゥーア専用ボディカラー
エクステリアには、マヌファクトゥーア専用ボディカラーとして、ビンテージブルーとシリコングレーの2種類のソリッドペイントが用意された。さらに、マヌファクトゥーアによるグラファイトメタリック、ミスティックブルーメタリック、オリーブメタリック、ルベライトレッドメタリックが選択できる。マヌファクトゥーアによるマット仕上げの塗装には、ナイトブラックマグノとカラハリゴールドマグノが設定されている。
インテリアパッケージでは、マヌファクトゥーアのエクスクルーシブ・ナッパレザーで前後シートを仕上げた。表面には、精巧なダイヤモンドキルティングが施されている。また、前席ヘッドレストには、AMGのエンブレムをエンボス加工した。ドアのアームレストとセンターパネル、センターアームレスト、センターコンソール、インストルメントパネルの下側にも、マヌファクトゥーアカラーのナッパレザーをあしらう。
インテリアパッケージには、ナッパレザー仕上げのAMGパフォーマンス・マヌファクトゥーア・ステアリングホイールが付く。それぞれの内装色で、ステアリングホイールの色をコーディネートする。ハイパイルブラック仕上げのフロアマットには、AMGロゴの刺繍と、インテリアカラーに合わせたナッパレザーによるパイピングが配された。イルミネーションドアシルトリムには、AMGの文字とマヌファクトゥーア専用パターンが施されている。
◆マヌファクトゥーアによる5種類の内装カラーコンビネーション
さらに、インテリアパッケージには、マヌファクトゥーアによる5種類のカラーコンビネーションが用意されている。ヨットブルー/ブラック、ナットブラウン/ブラック、ディープホワイト/ブラック、トリュフブラウン/ブラック、パステルイエロー/ブラックだ。
センターコンソールには、シャイニークローム仕上げのMANUFAKTURのロゴを添えた。この文字は筆記体で書かれており、高品質なクラフトマンシップを主張している。また、リアシェルフには手書きを思わせるMANUFAKTURのレタリングが刺繍されている。
プラチナとゴールドのエンブレムパッケージも用意されており、フロアマットにはそれぞれのカラーでAMGロゴが刺繍される。さらに、4枚のドアには、AMGロゴをアニメーションで投影するアンビエントライトが装備されている。