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メルセデスAMGのフルサイズSUV「GLS 63」、ブラバスが900馬力にフルチューン

  • 《photo by BRABUS》
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ブラバスは4月25日、メルセデスAMGのフルサイズ高性能SUV『GLS 63 4MATIC+』をカスタマイズしたブラバス『900スーパーブラック』(BRABUS 900 SUPERBLACK)を欧州で発表した。

◆4.5リットルに排気量を拡大したV8ツインターボエンジン
ブラバス900スーパーブラックでは、メルセデスAMG GLS 63 4MATIC+の直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを、さらなる高性能を求めて、排気量を4.5リットル(4407cc)に拡大するなどのフルチューニングを実施した。

その内容は、クランクシャフトやコネクティングロッド、鍛造ピストンを新設計。大容量コンプレッサーを備えたBRABUSツインターボチャージャー、ガソリン流量を2倍に増やす高圧ポンプ、BRABUS のブローオフベントアダプター「BoostXtra」の採用など多岐に渡る。ブラックのセラミックコーティング加工を施したフラップスポーツエキゾーストシステムも装備した。

これらのチューニングの結果、最大出力は900hp/6200rpm、最大トルクは127.5kgm/2900rpmに引き上げられた。メルセデスGLS 63 4MATIC+(最大出力612hp/5750~6500rpm、最大トルク86.7kgm/2500~4500rpm)に対して、パワーは288hp、トルクは40.8kgm強化された。0~100km/h加速は3.6秒と、ベース車両の4.2秒から0.8秒短縮した。最高速は280km/hから、330km/h(リミッター作動)に引き上げられている。

◆オールブラック仕上げのエクステリア
エクステリアは、オールブラックで塗装された。BRABUSのフロントスポイラー、フロントグリルインサート、リアディフューザー、フェンダーフレアなどのカーボンファイバー製パーツが迫力を増している。

ステンレス製の高性能エグゾーストシステムは、サウンドや見た目だけでなく、排気背圧の低減によるエンジンの効率化が図られる。アクティブ・サウンド・マネージメントにより、ドライバーはボタンを押すだけで、「スポーツ」モードの野太いV8 サウンドと、「カミングホーム」モードの静かなエンジン音を切り替えることができる。

足元には24インチのBRABUS鍛造モノブロックZホイール「PLATINUM EDITION」で引き締められた。最新の製造プロセスを導入し、独自のブラック仕上げが施される。BRABUSの「エアマティック」サスペンションは、車高を最大25mm低くすることができる。

◆ハンドメイドの専用レザー内装
ブラバスのスペシャリストは、ハンドメイドによる「BRABUSマスターピースインテリア」を開発した。ブラックの専用レザー内装が特長だ。シートやトリム、フロアマットには、特別なシーシェルダイヤモンドステッチ加工が施された。ブラックのパイピングとステッチが、ディテールを引き締める。サンバイザーなどには、40年以上にわたるパフォーマンスへのオマージュとして、ブラバスのヘリテイジブランドパターンが添えられる。

シャドーグレーの専用グレージングが、トリムパネル、ステアリングホイール、各種スイッチ、スピーカーカバー、エアベントなど、コックピットの各部分を引き立てている。さらに、ステアリングホイール、ダッシュボード、センターコンソール、ドアパネルには、カーボンファイバー製パネルが装着された。ペダルパッドやドアロックピン、パドルシフト「ブラックエディション」などは、アルミ製パーツを使用している。