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BMW『X3』次期型は年内登場か、デザインどう変わる? 高性能モデル「M40i」は400馬力に
BMWの人気SUV『X3』が、2023年内にも次期型へと切り替わる。全体像はまだ不明な部分も多いが、スクープサイト「Spyder7」が開発を進めるプロトタイプ車両の姿を捉えた。
スウェーデン北部で捉えた開発車両は、ボディ全体を硬質パネルでカバー。フェンダー、ボンネット、ドアにフィットしておりディティールが完全に隠されている。またヘッドライトやテールライトも、すべてプレースホルダー(ダミーコンポーネント)だ。だが、グリルの輪郭を見ると若干拡大されているほか、フロントバンパーコーナーには垂直方向のベントも見られる。
最終的には、オプション機能としてLEDマトリックスライト、あるいはレーザーライトが提供される可能性がある。また他のBMWモデルと同様に、X3次期型にはアクティブフロントグリルや、車両の熱効率を最適化し、燃料消費を削減するためのその他のデバイスを搭載、CO2排出量を削減される。
後部も大胆に新設計される。LEDテールライトはスリムになり、テールゲート開口部に丸みを持たせている。またナンバープレートがテールライトの間からバンパーすぐ上に移動されていることもわかる。注目は円形のクワッドエキゾーストパイプだ。ピュア「M」モデルの可能性もあるが、車高がそれほど下げられておらず、ブレーキもアグレッシブなセットアップではないため、Mの下に位置するスポーティモデル「M40i」と思われる。
キャビン内は布で覆われているが、おそらく12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、14.9インチのセンターインフォテインメントシステムが搭載される可能性が高い。『X1』が採用する10.25および10.7インチのディスプレイと大きく差別化されることになるだろう。
次期型のパワートレイン詳細は不明だが、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、および完全電動バージョン「iX3」が登場する。現行型M40iは3.0リットル直列6気筒ツインターボガソリンエンジンを搭載し、最高出力340psを発揮するが、次期型では同エンジンの最新バージョンにより、最大400psを超えるパワーブーストを備えると噂される。
X3次期型のワールドプレミアは、最速で2023年内と予想される。