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プジョー『408X』発表、408 新型に中国仕様…上海モーターショー2023
プジョーは4月19日、上海モーターショー2023において、『408X』(Peugeot 408X)を初公開した。グローバルモデルの『408』新型の中国版だ。中国市場で継続販売されるセダンの408と区別するためのネーミングになる。
◆SUVの特徴にダイナミックなファストバックの組み合わせ
408Xは、中国成都にあるプジョーの東風工場で生産される。プジョーブランドの3つの価値、「Allure(魅力)」、「Emotion(感動)」、「Excellence(卓越)」を具現化しているという。
SUVの特徴にダイナミックなファストバックを組み合わせたスタイルに生まれ変わった。プジョーの新しいデザイン言語を反映させたフロントマスクには、ボディ同色グリルに新しいプジョーエンブレムが配されている。フロントの牙の形をしたライトシグネチャーは、リアの3本爪 LED ライトとともに、プジョーファミリーの一員に位置付けている。
ボディサイズは、全長4705mm、ホイールベース2787mmだ。後席のレッグルームは、188mm とした。荷室容量は536リットルで、後席を倒すと1611リットルに拡大する。全高は1502mmで、スリムで洗練されたシルエットという。これにより、エアロダイナミクス性能を追求している。全幅は1859mmとした。
◆新世代の 「PEUGEOT i-Cockpit」
新世代の 「PEUGEOT i-Cockpit」を採用した。コンパクトなステアリングホイールは、ドライビングプレジャーと俊敏なコントロール性を可能にしているという。コックピットでは、品質とコネクティビティに重点が置かれており、最新のテクノロジーが採用されている。
先進運転支援システム(ADAS)には、6台のカメラと9台のレーダーを使用している。ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロールは、前方の動物や歩行者、サイクリストの存在を警告する。
夜間は、ハイビームに切り替えることなく、ナイトビジョンによって視認性を追求する。ロングディスタンスのブラインドスポットモニタリングは、前方75mの範囲をモニター。後退時の危険を警告するリアトラフィック アラートも採用している。
◆中国仕様には1.6リットルガソリンターボ搭載
中国向けのパワートレインは、1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「PureTech」エンジンで、最大出力175hp/5500rpm、最大トルク25.5kgm/1750~4500rpmを発生する。
トランスミッションは8速ATの「EAT8」を組み合わせている。最高速は220km/h。燃費性能は15.7km/リットル(中国のWLTCモード)とした。
なお、欧州仕様には、最大出力180hpと225hpの2 種類のプラグインハイブリッド(PHEV)バージョンと、最大出力130hpのガソリンバージョンが用意される。2種類のPHEVモデルは、駆動方式がFFで、トランスミッションは8速ATを組み合わせる。「HYBRID 180 e」は、「PureTech」ガソリンエンジンが最大出力150hpを発生する。モーターは最大出力110hpを引き出す。PHEVシステム全体で180hpのパワーを引き出す。「HYBRID 225 e」は、1.6リットル直列4気筒ガソリンターボPureTechエンジンが最大出力180hp、最大トルク25.5kgmを発生する。モーターは最大出力110hp、最大トルク32.6kgmを引き出す。PHEVシステム全体で225hpのパワーと36.7kgmのトルクを獲得している。