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ルノー『5』新型、次世代EVパワートレイン搭載 2024年市販予定
ルノー(Renault)は3月30日、2024年に市販予定の新型『5(サンク)』に、次世代のEVパワートレインを搭載すると発表した。
新型ルノー5には、ルノー日産三菱アライアンスが共同開発した「CMF-B EV」プラットフォームを、初めて使用する。クラス最高のパフォーマンスを実現しながら、そのセグメントで最も競争力のあるEVを目指す。このプラットフォームは、『クリオ』(日本名:『ルーテシア』に相当)と 『キャプチャー』の「CMF-B」プラットフォームと、部品の70%を共用。ルノーのBセグメントEV『ゾエ』の現行型と比較して、CMF-B EVプラットフォームは製造コストが30%抑えられるという。
新型ルノー5の電気モーターは、ゾエや『メガーヌE-Techエレクトリック』で定評の電気励磁同期モーターをベースにする。永久磁石モーターよりも出力が高いだけでなく、希土類金属を必要としないため、大量生産によるコスト削減と環境負荷の低減が可能になる。
さらに、次世代のEVパワートレインは、バッテリーの400Vを12Vに変換するDC/DCコンバーター、バッテリー充電器、配電を管理するアクセサリーボックスの3つの主要コンポーネントを組み合わせた新しい内部アーキテクチャを導入する。これら3つのコンポーネントが実行するさまざまな機能をひとつにまとめることで、EVパワートレインを小型軽量化。ゾエに搭載されていたものよりも、約20kg軽量化されているという。
新開発のバッテリーパックは、ゾエ用のバッテリーの12個のモジュールから、4個の大型モジュールに変更された。構造がよりシンプルになり、15kgの軽量化も実現する、としている。