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まさかの次期モデルだった!? BMW『1シリーズ』マイチェンと思われていた開発車両が実は…

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BMWが開発を進める『1シリーズ』の最新プロトタイプをスクープした。これまでも目撃されてきた1シリーズだが、マイナーチェンジと思われていたこのモデル、実はフルモデルチェンジする次期型の可能性が浮上しているという。スクープサイト「Spyder7」が最新情報をレポートする。

欧州Cセグメントに属する現行型1シリーズ(F40型)は2019年に登場、初の大規模マイナーチェンジを2023年内におこなうと見られていた。しかし早くも次期型の「F70型」へ切り替わる可能性があるという。

スウェーデン北部で捉えたプロトタイプは、未だ分厚いカモフラージュをまといディティールが隠されている。全体的なシルエットは現行モデルと変わらず、ウインドウの形状やボディパネルも変化がないように見える。しかし細部を見るとヘッドライトは丸みを帯びつつも、よりスリムに新設計されていることがわかる。バンパーの中央にはセンサー類が収まるであろう開口部が見える。コーナーに垂直タイプのエアカーテンが配置されているようだ。

リアエンドはより変化が見られる。バンパーが曲線的な形状になり、LEDテールライトの位置、造形が変わっていることで異なる印象を与える。今回スクープした車両は円形のクワッドエキゾーストパイプを装着していることから高性能グレード「Mパフォーマンス」の可能性が高い。この形状は現行モデルでは「M135i」グレードに装着されているタイプのものだが、新たに「M140i」として登場するという情報も。M140iの車名は2019年のスペシャルモデルを最後に廃止されており、実現すれば3年ぶりのカムバックとなる。

キャビン内は、新型『2シリーズ アクティブツアラー』と同様に、より大型のカーブド(曲面)ディスプレイを装備するのが特徴だ。シフトレバーもコンパクトなものになる。

これが改良新型の場合、パワートレインは1.5リットル直列3気筒ガソリン/ディーゼルエンジン、2.0リットル直列4気筒ガソリン/ディーゼルエンジンなどが現行型からキャリーオーバーされるだろう。M140iは2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力315ps、最大トルク450Nmへと馬力アップされる。

BMWのエントリーEVとしては『iX1』がすでに存在しているため、1シリーズにEVが設定されることはないが、プラグインハイブリッド(PHEV)パワートレインが2シリーズ アクティブツアラーから流用される可能性もあるという。直列3気筒エンジンと電気モーターにより、最高出力は321psに達するだろう。

ここまでが現時点で得られている情報だ。これが次期型だとすれば、パワートレインもテコ入れされる可能性はゼロではない。いずれにせよ2023年内には正式発表されると見られており、その答えはもうすぐ出るだろう。