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『DS 7』にオートクチュールのタッチ、「ESPRIT DE VOYAGE」を欧州発表

DSは、ブランド最上位SUVの『DS 7』の特別モデル、「ESPRIT DE VOYAGE」を欧州で発表した。フランス本国でのベース価格は、5万2500ユーロ（約755万円）。欧州、アジア、南米、アフリカのDS STORESで、2023年末まで販売される。

◆グロスブラック仕上げの外装がアクセントに
『DS7 ESPRIT DE VOYAGE』は、ファッション業界から着想を得て、オートクチュールのタッチを加えているという。このコレクションは、エクスクルーシブな仕上げを強調した明るいインテリアと、移動時間を快適にする充実した装備が特長になる。

DS 7 ESPRIT DE VOYAGEのベースは、「RIVOLI」グレード。外観では、ESPRIT DE VOYAGEのロゴがドアに配された。ドアミラーカバーには、特別なレーザーエッチングパターンが施されている。ウィンドウサラウンド、ルーフバー、フロントバランスには、グロスブラック仕上げによって強調された。

「DS WINGS」と呼ばれるグロスブラック塗装のフロントグリルは、クロームをアクセントに取り入れた。専用の19インチアルミホイール「OYAMA」も特別な色で仕上げている。6種類のボディカラーが用意された。パールホワイト、クリスタルパール、ラッカーグレー、プラチナグレー、ペルラネラブラック、サファイアブルーなどが選択できる。

◆パリを中心に描かれたヨーロッパの地図
室内には、専用のライトレザーを採用した。パリを中心としたスポークで描かれたヨーロッパの地図は、このコレクションの出発点であり、このコレクションが開発された場所「DS DESIGN STUDIO PARIS」を象徴しているという。ドアシルには、この地図をあしらった ESPRIT DE VOYAGEのシグネチャーも配されている。

ダッシュボードのパールグレーのナッパレザーには、DSの職人によって開発された技術を使用して、ヒートエンボス加工が施された。同様のラインが、フロントのドアシルやドアミラーカバーなどにも配されている。パールグレー仕上げのグレインレザーシートとナッパレザートリムは、明るい色が特長。フロアマットも、コックピットの明るい色調とコーディネートされている。

装備は充実しており、リバースカメラ付き前後パーキング センサー、DS IRIS SYSTEMインフォテインメント、DS PIXEL LED VISION 3.0 ヘッドランプを標準装備した。さらに、ヒーター、マッサージ、クーラー付きのフロントシート、アルミ製ペダル、PolyAmbient 室内照明、防音ラミネート加工されたサイドウィンドウ、ハンズフリーアクセスのパワーテールゲートを装備している。

◆PHEVの「E-TENSE 4×4 300」が選択可能
DS7のESPRIT DE VOYAGE は、PHEVパワートレインを積む「E-TENSE 4×4 300」が選択できる。エンジンは、直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「PureTech」で、最大出力200hp/5500rpmを発生する。モーターは、フロントが最大出力110hp、リアが最大出力112hpだ。エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、300hpのパワーを引き出し、4輪を駆動する。

トランスミッションは8速ATの「EAT8」だ。バッテリーは、蓄電容量14.2kWhのリチウムイオン。EVモードの「ゼロエミッションモード」では、最大65kmをゼロエミッション走行できる。アーバンサイクルでは、81kmに拡大する。また、ゼロエミッションモードの最高速は、135km/hだ。

走行モードは、ゼロエミッションモード、スポーツモード、ハイブリッドモード、4WDモードの4種類から選択できる。バッテリーの充電は、出力7.4kWのチャージャーで、およそ2時間で完了する。

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