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310km/h! 自動運転車がサーキットでレース、2024年開催…スーパーフォーミュラ改

  • 《photo by ASPIRE》
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自動運転のレーシングカーがサーキットで速さを競う!! レースは2024年第2四半期に開催される予定で、賞金総額は225万米ドル=約2億9200万円。マシンは日本のスーパーフォーミュラ用を改造する。

先端技術を研究するアラブ首長国連邦のASPIREは3月20日、アブダビに世界的な研究開発のハブを建設するというビジョンの下、世界最大規模となる自動運転のレース組織、「アブダビ自律運転レーシングリーグ」(Abu Dhabi Autonomous Racing League、A2RL)の発足を発表した。

自動運転車レースは、アラブ首長国連邦アブダビの象徴であるヤス・マリーナ・サーキットで開催され、一連の自動運転レースの緒戦となるロードレースだ。実現すれば、複数の自動運転車がレーストラックで同時に競う最初のイベントとなるだろう。エントラントとして大学や研究機関のチームが想定されている。

マシンはスーパーフォーミュラ用の車両が、自動運転車レース用に改修されることになる。ASPIREと日本レースプロモーション(JRP)はパートナーシップを締結、2023年シーズンからスーパーフォーミュラに導入されるダラーラ製の新型マシン『SF23』が、自動運転車レースにも採用される。最高速度は310km/h!

ASPIREによると、アブダビ自律運転レーシングリーグの設立目的は、自動運転レースと人工知能(AI)の研究開発を推進し、自動運転モビリティの「限界を押し広げる」ことにある。また、リーグ発足に向けた応用研究により、モータースポーツや商業輸送の安全性と性能の基準を強化するだけでなく、燃料消費と炭素排出を削減できるソリューションを開発するという。

自動運転車レースはリアルタイムでライブ配信され、視聴者は、拡張現実(AR)と仮想現実(VR)のインフォグラフィックスにより、レースのスリルを体験できる新たなエンターテインメントも期待されている。

アブダビはエクストリーム自動運転車レースの世界的な中心地になるかもしれない。アブダビ自律運転レーシングリーグでは自動運転車レース(ロードレース)のほか、ドローンレースやオフロード車レースなど、2023年中に複数の企画を発表する予定だ。