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セダン廃止よりさらに衝撃の事実、アウディ「A4」が消える!? 次期型は「A5」に統合か
アウディが開発を進める欧州Dセグメントの人気モデル『A4』次期型に関する重要な情報を入手した。かねてよりセダン廃止の噂が囁かれていたが、さらに衝撃の事実が判明した。これまで「A4アバント」と思われていた開発車両の車名が「A5アバント」であるというのだ。そこには重要なアウディの戦略があるという。スクープサイト「Spyder7」が伝える。
◆ラインアップの命名方法が大きく変わる!?
初代A4は1994年に誕生、以降2015年から発売されている現行モデルまで、セダン/ワゴン(アバント)という伝統のボディスタイルを提供してきた。しかし、2025年に登場する第5世代ではセダンが廃止される可能性があると同時に“従来の意味での”「A4」という名前が消滅し、「A5」として生まれ変わるという。
その理由は、アウディが命名方法にいくつかの重要な変更を計画しているため。現在わかっているのは、偶数番号のモデルは段階的にピュアエレクトリック(BEV)に移行するということだ。つまりA4はBEVに与えられる名前となる。また『A6』も同じく「A7」としてリボーン、バッテリー駆動モデルにA6の名前が与えられるということだ。これにより、従来のICE(内燃機関)モデルであるA4はA5に昇格(統合)させることになる。
またアウディの次世代BEVは、『Q4 e-tron/Q4スポーツバックe-tron』や、『Q8 e-tron/Q8スポーツバックe-tron』と同じように、「e-tron」を維持すると思われる。『A6 e-tron』の登場がすでに予告されているが、これに続く形で「A4 e-tron」(仮)として登場すると予想される。
一方、『A8』のBEVモデルは2024年のデビューに向けてすでに確認されており、フラッグシップBEVセダンは「A8 e-tron」と呼ばれる可能性がある。
◆A5に統合されるA4
次期型A4改めA5だが、セダンが廃止されるのは従来の『A5スポーツバック』と統合されるためとみられる。セダン需要が世界的に縮小する中、4ドア需要はこれで対応できると考えたのだろう。そしてそのワゴン版がA4アバント改め、新「A5アバント」(仮)というわけだ。
次期型A5は、「MLB」プラットフォームのアップデートバージョンを採用。マイルドハイブリッドまたはプラグインハイブリッドを搭載し、アップグレードされたガソリンおよびディーゼルエンジンを組み合わせる。前輪駆動、そしてアウディお得意の四輪駆動(quattro)レイアウトを用意する。
アウディが新開発した2.0リットル直列4気筒ターボチャージャー「EA888」ガソリンユニットの第5世代バージョンをラインナップ。2008年に初めて導入されたこのシステムは、新たに開発された燃料噴射システムや微粒子フィルターシステムなど、多くのイノベーションにより、厳格な新しいEuro 7排出規制を満たすように新設計されている。
アウディは、2025年に最後のICEを発売し、2026年以降すべての新製品がEVになることをすでに明確にしている。A4からリボーンする「新A5」のワールドプレミアは、2024年後半と予想される。