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MINI『クロスオーバー』にBEVモデル登場!次期型プロトタイプを初スクープ

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MINIが現在、開発を進める次期型『クロスオーバー』(海外名:カントリーマン)に、フルエレクトリック(BEV)バージョンが存在することが判明した。スクープサイト「Spyder7」がプロトタイプの姿を初めて捉えた。

プロトタイプのフロントドアには「Electric Test Vehicle」(電気テスト車両)のステッカーが貼られ、後部には排気管が見当たらないため、BEVであることは間違いなさそうだ。

フロントエンドのカモフラージュは、1月に捉えたICE(内燃機関)版クロスオーバーと酷似しているが、バンパー下部のエアインテークに、エンジン冷却のためのラジエーターが存在しない。ヘッドライトの形状はICE版と共通のようだ。アウトラインがシャープに釣り上がり、上下にはLEDデイタイムランニングライトバーが配置されていることもわかった。

キャビン内では、 センターコンソールには大きな丸いスクリーンがあり、その下には分厚いスイッチがいくつか見える。楕円形のデジタルインストルメントクラスターが装着されているようだ。

次期型は、BMW『2シリーズ アクティブツアラー』でデビューした前輪駆動プラットフォーム「FAAR」の進化版を採用。BMW『X1』『X2』第2世代モデルとの兄弟モデルとなる。全長は200mm(7.5~8.0インチ)延長され、4.5m(177インチ)まで拡大し、MINI史上最大のボディサイズとなることが濃厚となっている。

EVパワートレインはBMW『iX1』と共有し、デュアルモーターによる全輪駆動となる。最高出力は313ps、最大トルクは494Nmを発揮するだろう。64.7kWhのバッテリーパックを積み、航続は最大272マイル(438 km)。130kWのDC充電に対応し、29分で70%の充電が可能だという。

MINIクロスオーバー次期型は2023年内のデビューが予想され、BEVバージョンはその半年後となるだろう。MINIは、もう一つのBEVクロスオーバー『エースマン』も開発中で、電動ラインアップを拡充する構えだ。