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手軽で人気「軽キャンパー」のベース車が多彩! 注目13台レビュー…ジャパンキャンピングカーショー2023
キャンピングカーの一大勢力になっている軽キャンパー。軽自動車をベースにすることによるコンパクトさやリーズナブルな価格などが魅力だ。多くはスズキ『エブリイ』やダイハツ『ハイゼット』といったベース車両を使ってバンコン、キャブコンが作られている。
すっかりキャンピングカーのカテゴリーとしては定着した感がある。しかし近年はベース車両のバリエーションがより多彩になっているのが特徴だろう。そこでジャパンキャンピングカーショー2023に出展された軽キャンをチェックしてバラエティー豊かなベース車種を確認してきた。
例えばキャンピング利用だけでは無く普段使いを考える場合にはワゴンベースのキャンピング仕様も使い勝手が良いだろう。さらにトラックベースでキャンパーシェルを架装するキャブコンでより本格的なキャンピングカーを目指すことも選択肢に含まれてくる。アウトドア仕様に車中泊の装備をプラスする方向性もあるだろう。カスタム車両にも車中泊装備を備えたモデルがあっても良い。キャンピングカーだけにとらわれず、自分の用途をオールマイティに叶えてくれる軽キャンパーが続々登場中だ。自分のカーライフにぴったりの一台を探し出してみよう。
ハイゼットトラックにシェルを架装したダイレクトカーズのリトリート・ミニチキ。ウッドのカウンターを装備、往年のフォード・エコノラインを思わせるフェイスやポップアップルーフも見どころ。
アウトドア仕様としても人気を集めるスペーシアベースを架装したのがパパビルドのFavorite BOX ACTIVE。キャビン全体に広がるフルフラットのベッドを備え車中泊仕様としても万全の装備。
アトレーRSターボにフラットなベッドとキャビン両サイドへの家具の設置を行ったぷちキャンのシャレーリュヌ。低くフラットなベッド面を備え車内空間の広さも抜群。
ホワイトハウスのNeo POP HOT PackageはN-BOXベースのライトなキャンピング仕様。フロント二回転シートを設けたりベッドアレンジを可能にするなど限られたスペースを有効活用する仕様を備える。
N-VANベースで本格的なキャンピングカーを狙ったのがホワイトハウスのN-VAN Compo STYLE ONE。キャビン全面をフラットベッドにするアレンジや後方にギャレーを展開するレイアウトが可能。
アウトドア系のレジャーカーにキャンパー要素を加えたのがドキ商会のノースハンター サバイバー。アトレーRSをベースにリフトアップやルーフトップテントを装備。車内にはフルベッドを備える。
カーショップスリーセブンのN-CAM Tタイプはキャビンに対面対座のシートレイアウトを備えたモデル。ベッド展開すれば2名就寝も可能。家具なども充実する本格派モデルだ。
ピクシストラックをベースにしたミスティックのミニポップBee。架装したシェルにはポップアポプルーフを備えるなど軽ベースとは思えない居住性の高さが際立つモデル。後部にエントランスを持つ。
ミスティックのレジストロはピクシストラックをベースにシェルを架装した軽キャブコン。車内に入るとその広さを感じる充実モデル。軽カーベースで本格キャンピングを目指すユーザーにマッチする。
カスタム車両をキャンピングカーにアレンジする手法も注目。エブリイにジムニーフェイスをビルトインするジムリィキットを装備したルートシックスのウォームスライトはフラットベッドが自慢。
ハイゼットカーゴをベースにしているが丸目のフェイスを投入したのがゴードンミラーのGMLVAN S-01。内装にはフロア、サイドウォール、天井を天然木の木材で仕上げた快適空間とした。
ハイゼットトラックのパネルバンをベースに架装したのが三島ダイハツのクオッカワナビー。真四角なパネルバンの構造を生かしてウッドを使った内装&家具類を取り入れた仕様。
スペーシアベースに対して就寝マットやエアコンなどを装備したAUTO ONEの給電BASE。強力なサブバッテリーやソーラー装備、インバーターなどを用意して災害時に備えるモデルでもある。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。