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421馬力ターボ搭載、最強の『CLA』…メルセデスAMG「45」に改良新型

  • 《photo by Mercedes-Benz》
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メルセデスAMGは1月18日、メルセデスベンツ『CLA』の高性能モデルのメルセデスAMG『CLA 45 S 4MATIC+』(Mercedes-AMG CLA 45 S 4MATIC+)の改良新型を欧州で発表した。4ドアクーペと「シューティングブレーク」の2種類のボディが設定される。

◆最新の「MBUX」にAMGパフォーマンスステアリングホイール
メルセデスベンツCLAの頂点に位置する高性能モデルが、メルセデスAMG CLA 45 S 4MATIC+だ。改良新型のエクステリアでは、「MULTIBEAM LED」テクノロジーを新デザインのヘッドライトに採用した。LEDテールライトも新しい。アルミホイールは、マットブラックの5ツインスポークデザインが標準だ。

改良新型には、最新の「MBUX (メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」が装備された。USB充電と新しいAMGディスプレイデザインも採用されている。

AMGスイッチ付きのAMGパフォーマンスステアリングホイールが標準装備された。これによりドライバーは、3段階のESPや「AMGダイナミクス」などの調整を簡単に行うことができる。「AMGパフォーマンスシート」には、新色としてセージグレーが用意された。

◆発売記念限定車「AMGストリート・スタイル・エディション」
改良新型には、欧州発売記念限定車の「AMGストリート・スタイル・エディション」が設定される。AMGストリート・スタイル・エディションのボディカラーは、「マウンテングレーマグノ」を基本に、ブラック/アンスラサイトのマットカラーグラデーション仕上げとした。蛍光オレンジのチェッカーフラッグパターンのAMGロゴを、アクセントに配した。新デザインのマットブラック塗装の19インチアルミホイールと、赤いブレーキキャリパーも装備している。

インテリアには、黒いマイクロカットマイクロファイバーを使った「AMGパフォーマンスシート」を採用した。明るいオレンジ色のステッチを添える。ヘッドレストには、オレンジ色の「CLA 45 S」ロゴをあしらった。オレンジ色のステッチが施されたレザー/マイクロカットの AMG パフォーマンステアリングホイールと、アルミ製のAMG トリムも採用している。

さらに、AMGストリート・スタイル・エディションには、AMG エアロダイナミクスパッケージ、AMGナイトパッケージ、AMGフューエルフィラーキャップも標準装備されている。

◆0~100km/h加速4.1秒で最高速は270km/h
直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、「M139型」と呼ばれる。排気量は1991cc。ツインスクロールターボチャージャーは、低い回転域での最適なレスポンスと高回転域での高いパワー特性を兼ね備える。これに加えて、タービンハウジングを、並行に配された2つの流路に分割し、排気流を別々にタービンに供給することを可能にした。その結果、低いエンジン回転数でも高いトルクが得られ、非常に優れたレスポンスを実現しているという。

また、コンプレッサーとタービンのシャフトに、メルセデスAMGの4気筒ターボとして初めて、ローラーベアリング(ころ軸受)を採用した。ローラーベアリングは、ターボチャージャー内の機械的摩擦を最小限に抑える効果を発揮する。これにより、ターボチャージャーはよりスピーディなレスポンスを可能にし、より速く16万9000rpmの最高回転数に到達するという。

M139型では、ターボチャージャーはエンジンとフロントのバルクヘッドの中間にレイアウトされた。メルセデスAMG の「35」シリーズのM260型と比較すると、シリンダーヘッドの向きは180度異なる。メルセデスAMGによると、低いボンネットデザインに配慮したためという。ターボチャージャーの冷却には、オイルと水に加えて、空気が使用される。エアディフレクターとして設計されたエンジンカバーとボンネットの下にあるダクトを介して、ラジエータグリルからの風がターボチャージャーに当たるようデザインされた。

これらの新技術の導入により、M139型直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力421hp/6750rpm、最大トルク51kgm/5000~5250rpmを獲得する。トランスミッションは8速デュアルクラッチの「AMGスピードシフトDCT 8G」、駆動方式は4WDの4MATICのAMGパフォーマンス仕様だ。0~100km/h加速4.1秒、最高速270km/hの性能を可能にしている。