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三菱 アウトランダー に米国進出40周年記念車、181馬力のガソリン車を設定
三菱自動車の米国部門は1月20日、『アウトランダー』(Mitsubishi Outlander)の2023年モデルに、米国進出40周年記念車の「40thアニバーサリー・スペシャルエディション」設定し発売した。現地ベース価格は、3万9995ドル(約520万円)だ。
◆ブラックダイヤモンドとブロンズの専用ツートンカラー
米国市場に進出して40周年を迎えた同社は、アウトランダーに特別なアニバーサリーエディションを設定した。専用の機能やエンブレムなどを装備し、特別な価値を提供するという。日本仕様のアウトランダーはPHEVのみだが、米国ではガソリンエンジン車も用意している。40thアニバーサリー・スペシャルエディションは、最上位グレードの「SEL」をベースにしている。
40thアニバーサリー・スペシャルエディションでは、ブラックとサドルタンのキルティングレザーを使ったドアインサート、ブラックのヘッドライナーとピラー、セミアニリンレザーシートを装備した。Cピラーには、40周年記念エンブレムも付く。専用塗装として、ブラックダイヤモンドとブロンズのツートンカラーを用意した。ブラックダイヤモンドの車体を基本に、ルーフがブロンズ仕上げとなる。
また、電動パノラマサンルーフ、Bose製プレミアムサウンドシステム、10.8 インチのヘッドアップディスプレイも標準装備されている。
◆2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン搭載
ルノー日産三菱アライアンスが新開発したプラットフォームに、2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン(最大出力181hp/6000rpm、最大トルク25kgm/3600rpm)を組み合わせる。最大出力は従来型に対して8.9%引き上げながら、燃費は2.6%改善しているという。トランスミッションは8速スポーツモード付きのCVT。ラリーから派生した三菱独自の「S-AWC」(スーパー・オール・ホイール・コントロール)システムも採用している。
新開発の「ドライブモードセレクター」により、6種類のモードが切り替えられ、パフォーマンスとグリップを走行条件に合わせて調整し、オンロードとオフロードのパフォーマンスを追求している。4WDモデルだけでなく、2WDモデルにもドライブモードセレクターが装備された。2WDモデルでは5種類のモードから選択できる。
最新の先進運転支援システム(ADAS)として、「MI-PILOT Assist」を搭載する。これは、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、レーンキープアシスト(LKA)、交通標識認識を組み合わせて、適切な速度と車間距離を維持し、車両を車線の中央に維持するシステムだ。
◆12.3インチのデジタルインストルメントクラスター
さらに、前方衝突軽減(FCM)、予測前方衝突警告(PFCW)、アクティブブラインドスポットアシスト(ABSA)、ブラインドスポット警告(BSW)、レーンチェンジアシスト(LCA)、車線逸脱警報(LDW)、車線逸脱防止(LDP)、ドライバー注意アラート、リア自動ブレーキ、リアクロストラフィックアラート、自動ハイビーム(AHB)、ヒルディセントコントロール(HDC)、トレーラースタビリティアシスト(TSA)、マルチビューカメラシステムが採用されている。
現行アウトランダーのインテリアは、従来型に対して、ゆとりが増した。とくに、ショルダールームは35mmプラスの1472mmに広がっている。静かで落ち着いた空間を目指した。ひとクラス上の素材や、セグメントで唯一の3列7人乗りシートを標準装備。オプションで、三菱自動車初の12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、9インチのセンタースクリーンが選択できる。スマートフォンのワイヤレス充電も可能になった。グーグルの「Android Auto」とワイヤレスのApple 「CarPlay」にも対応している。
また、USB-AおよびUSB-Cポート、アダプティブクルーズコントロールとレーンキープアシストを備えた「MI-PILOTアシスト」ドライバーアシスタンスシステム、「what3words」テクノロジーを導入したナビゲーションシステムを装備できる、としている。