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ZF、自動運転向けの最新センサー技術を開発…CES 2019で発表へ

ZFは1月6日、米国ラスベガスで1月8日に開幕するCES 2019において、自動運転向けの最新センサー技術を初公開すると発表した。

ZFの最新のセンサー技術では、カメラ、レーダー、LiDAR、音響センサー、ソフトウェアが物体の認識と識別を行い、「ZF ProAI」中央制御ユニットが車両制御を行う。極端な高温や振動など、車載化に要求される条件を満たすように設計されている。

新開発のLiDARセンサーは、ソフトウェアと組み合わされて、車両周辺環境の正確な3Dイメージを構築する。あらゆる明るさのもとで複雑な交通状況を認識し、障害物と空きスペースを検知する。Ibeo社と共同開発中の新しい高解像ソリッドステートLiDARは、歩行者や小さな物体も3Dで認識することができる。この機能は自動運転のレベル3以上において、重要な役割を果たすという。

新開発のS-Cam4車載カメラは、100度の視野角と、1.7メガピクセルのハイダイナミックレンジ(HDR)イメージセンサーを採用する。とくに、都市内の歩行者や自転車の検知に高い能力を発揮する設計だ。このカメラは、縦・横方向の制御アルゴリズムによって、アダプティブクルーズコントロールや自動緊急ブレーキ、車線保持アシストを含む多くの機能を支援する。

ZFの3Dインテリアカメラは、ZFの車内観測システム(IOS)と連動する。乗員の大きさ、位置や姿勢に関する情報をリアルタイムで取得し、例えば事故発生時の衝撃を和らげるように乗員保護システムの作動を最適化することも可能だ。IOSは、ドライバーが両手をステアリングホイールに沿えているか、能動的にハンドル操作を行っているか、そして前方を見ているかなどをチェックすることもできる。

「サウンドAI」は、接近する緊急車両の種類と方向の認識を支援し、ディスプレイに、「右側に寄せて停車」や「緊急車線に移動」といった重要な情報を表示する。レベル4以上の完全自動運転車両は、この動きを自動で行うことができる、としている。