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メルセデスベンツ Sクラス 次期型、自動運転「レベル3」実現か…開発車両をスクープ
メルセデスベンツのフラッグシップセダン『Sクラス』次期型プロトタイプ2台を、フィンランド北部でカメラが捉えた。フルカモフラージュされた開発車両だが、注目すべき点がいくつか見られる。まず目に入るのは、突出したドアハンドルの偽装だ。
おそらく、2018年4月の北京モーターショーで公開された究極のSUV、『ヴィジョン・メルセデス・マイバッハ・アルティメット・ラグジュアリー』で見られた「格納式ドアハンドル」の装備が予想される。走行時にドアハンドルが格納されることで空力性能を高めるすぐれもので、リモコンキーを持った人が近づくとドアハンドルが自動で出現するというもの。
さらに注目されるのは、フロントグリル中央と、トランクリッドに装備されたセンサーだ。次期型では「Distronic Active Proximity Control」と「Active Steer Assist」の進化バージョンを搭載し、「レベル3」自動運転に対応する技術の導入が見込まれている。
コックピットには、現在の12.3インチディスプレイの代わりに、大型デュアルディスプレイを装備する可能性がある。また、ラスベガスで開幕したばかりの「CES2019」で発表が予想されている、最新世代の「MBUX」インフォテインメントシステムの搭載も期待できるだろう。
パワートレインは、3リットル直列6気筒ディーゼルターボやV型6気筒ツインターボ、3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジン+電気モーターを搭載するPHVモデル『S500e』、さらにメルセデスの新EVブランド「EQ」には『EQ S』と呼ばれるEVの設定が予想される。
ワールドプレミアは、2020年と思われる。