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4モーター搭載の“電動オフロードビースト”爆誕!EV版ゲレンデ『EQG』は2024年デビューか

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メルセデスベンツが現在開発中の「電動オフロードビースト(獣)」こと、『EQG』市販型プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。

EQGは、2021年9月に開催された「ミュンヘンモーターショー2021」において、「コンセプトEQG」として世界初公開されたモデルだ。その名の通り、『Gクラス』(ゲレンデヴァーゲン)のフルエレクトリックバージョンで、限られた自動車ジャーナリストにはプロトタイプをプレビューしているが、市販型を捉えたのは初となる。

コードネーム「W463」と呼ばれるGクラスの最新版をベースとし、内燃エンジンモデルで使用されるスチール製ラダーフレームシャーシの改良バージョン上に構築される。EQGは、通常のGクラスと並行して、オーストリアのグラーツ工場で生産される。

豪雪のフィンランドで捉えたプロトタイプは、パターンの異なる黒と水色のラップでボディを覆いカモフラージュしている。等高線と回路のグラフィックがEQGのキャラクターを表している。外観はコンセプトと非常に似ており、既存のGクラスのと多くの共通点があることもわかる。フロントエンドには2つの積み重ねられたオープンスラットを備えるグリルを装備、その下には完全に密閉されたグリルがあるはずだ。また円形ヘッドライトには3つの異なるセクションがあることもわかる。

リアフェンダーには、コンセプトに存在しなかった縦長の穴があり、これらの開口部は空力補助、またはブレーキを冷却するために空気を導くためのものかもしれないが、場所が的確とは言い難いため、開発途中のコンポーネントの可能性が高い。

EQGは、独立したフロントサスペンションとリジッドリアアクスルを装備し、4つの電気モーターとGターン(ドーナツターン)モード、およびファンが期待するすべてのオフロード機能も搭載されている。同ブランドでは、バッテリーパックが低重心を提供、電気モーターが「巨大な牽引力と制御性を備えている。これは、急な坂道や深い地形でも有利であることを証明している」と語っている。

EQGのパワーやトルクに関しては未だ不明だが、AMGバージョンを含むさまざまなパワーステージで提供されると予想される。EQG市販型のワールドプレミアは、最速で2023年内だが、2024年が有力と見ている。