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ザガート、アルファロメオ『ジュリア』のクーペを1台製作…540馬力ツインターボ搭載
イタリアのカロッツエリアのザガートは12月20日、1台限りの2ドアクーペ、アルファロメオ『ジュリアSWBザガート』(Alfa Romeo Giulia SWB Zagato)を欧州で発表した。
ザガートは1919年、イタリア・ミラノに設立された。航空機の機体開発から得た軽量設計ノウハウを生かし、1929年にアルファロメオ『6C 1750 GS』、1932年にアルファロメオ『8C 2300』など、数多くの名車を送り出してきた名門だ。アストンマーチンやマセラティとのコラボレーションでも、その名を世界に知らしめた。
アルファロメオ ジュリアSWBザガートは、ドイツ在住のザガートのコレクターのために生産されたワンオフモデルだ。車台は、アルファロメオの4ドアセダン『ジュリア』をベースとし、車名の「SWB」が意味するように、ホイールベースを短縮した。この車台に、カーボンファイバー製の2ドアクーペボディを組み合わせた。
パワートレインには、ジュリアの高性能グレードの『ジュリアGTAm』用を搭載する。オールアルミ製の2.9リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力540hpを発生する。トランスミッションは6速MTだ。