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【メルセデスベンツ EQS】未来のEVのデザインが今ここにある[詳細画像]
9月29日より日本での販売が開始された、メルセデスベンツ初のラグジュアリー電気自動車『EQS』。圧倒的な高級感と走行性能はもちろんのこと、伝統のデザイン思想「センシュアル・ピュリティ」をもとに、EVならではの機能美も随所に見受けられる。
今回は700kmという最高クラスの航続可能距離を誇る後輪駆動モデル『EQS 450 +』の注目ポイントを紹介する。
◆EVの強みを生かし驚異の空力性能を実現
電気自動車向けの新しいプラットフォームを活用し、EQSのエクステリアはこれまでにない新たなデザインとなっている。前方にエンジンとミッションを搭載する必要が無くなったことにより、キャブオーバーデザインの採用が実現。
Aピラーを前方に移動し室内空間の拡大を図りながらも、低く抑えられたノーズとそこから続くサッシュレスドアは「ワン・ボウ(弓)」のラインをサイドに形成し、クーペ調のスポーティなシルエットを創り上げている。
精悍なフロントフェイスの「ブラックパネル」には様々なセンサーがデザインを損なわず、隠された状態で内蔵されている。またその上に乗っかるような形で左右フェンダーまで回り込むボンネットは、サービス工場以外では開閉できないというのだから驚きだ。
その他にも格納式ドアハンドルやリアスポイラーの採用等、空力面での工夫が数多く行われた結果として、EQS 450 +は量産自動車として最高レベルのCd値0.20を達成した。さらには風切り音の低減を狙った、特殊な防音加工も施されているという。
◆巨大なモニターに囲まれた未来的インテリアが選択可能
電気自動車らしい先進性が特徴なEQS 450 +のインテリアにおける最大の特徴は、何といってもコクピットに広がる、横長のスクリーンと3つのディスプレイだろう。オプション装備の「MBUX ハイパースクリーン」という本モニターは運転席・中央・助手席と分割され、メーターやマップ表示、動画再生といった様々な用途で使用可能だ。
センターコンソールやドアパネルといったコックピット周りは、スペース的自由度の高いEVの特徴を生かした宙に浮くようなデザインとなっており、「アップアラウンド」形状のサイドサポートをもつシートも、シンプルながら機能美へのこだわりを忘れていない。
近未来感満点のスタイリング、とそれに劣らない機能性を兼ね備えたメルセデスベンツ EQS 450 +。ボディサイズは全長5225×全幅1925×全高1520mmで、価格は1578万円(税込み)となっている。