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BMW『5シリーズツーリング』次期型、米国市場復帰も視野に開発スタート

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BMWは現在、欧州Eセグメントで存在感を放つ『5シリーズ』ファミリー次期型を開発中だが、その派生ワゴンとなる『5シリーズツーリング』のプロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。

今回のスクープ写真はサイドとリアビューのみだが、かなりすっきりとしたシルエットとフラッシュマウントタイプのドアハンドルが確認できる。またフロントドアには「Electrified Vehicle」(電動化された車両)のステッカーが貼られていることから、PHEVバージョン、またはBEVの『i5ツーリング』のいずれかであることがわかる。

緩やかに弧を描くようなルーフライン、クーペのような傾斜を持つリアウィンドウ、より立体的なボディラインも確認できる。フロントエンドは撮影できていないが、これまでのセダンの目撃情報からスリムなヘッドライトと極端な巨大化はされないキドニーグリルが装着されるだろう。

キャビン内では、シンプルな操作系と、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと14.9インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイを搭載することが濃厚だ。

パワートレインには、PHEV、BEVをはじめ、様々なオプションがあり、最高出力380ps、最大トルク519Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンも予想される。

BMWは5シリーズセダン次期型のワールドプレミアを2023年内に予定しており、その後ツーリングがデビュー、米国市場復帰も予想されている。またアウディ『RS6アバント』、メルセデスAMG『E63ステーションワゴン』をライバルとする『M5ツーリング』の登場も期待できそうだ。