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BMW X1 新型、48Vマイルドハイブリッド搭載…新写真を公開

  • 《photo by BMW》
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BMWは12月6日、コンパクトSUV『X1』新型の新たな写真を公開した。オーストリア・エッツタールの氷雪路でのウインターテストの様子を紹介している。

◆直立したフロントエンドに大型キドニーグリルの組み合わせ
X1はBMWの「SAV」(スポーツ・アクティビティ・ビークル)の入門モデルで、新型は3世代目となる。新型のエクステリアは、車体表面やキャラクターラインなどに、SAVのアイデンティティを明確に示している。デザインの特徴としては、パワフルなプロポーション、ほぼ正方形のホイールアーチの輪郭、フロントとリアのBMWXモデルらしいスタイリングがあるという。

エクステリアは、直立したフロントエンドに大型でスクエアなキドニーグリル、スリムなLEDヘッドライトを配置し、存在感を追求した。オプションで、マトリックスハイビーム、パルセイティング・ターンインジケーター、可変配光式のアダプティブLEDヘッドライトが選択できる。

表情豊かに彫りが刻まれたボディと長いルーフラインは、新型のダイナミックなシルエットを強調する。リアは、スリムなウィンドウやLEDテールライト、拡幅されたホイールアーチがSAVらしい外観を生み出している。

新型のボディサイズは、全長4500mm、全幅1845mm、全高1642mm、ホイールベース2692mm。従来型(全長4447mm、全幅1821mm、全高1598mm、ホイールベース2670mm)に対して、53mm長く、24mmワイド、44mm背が高い。ホイールベースは22mm延びた。

◆「BMWカーブドディスプレイ」を採用
インテリアは、スリムなインストルメントパネルに、「BMWカーブドディスプレイ」を採用した。一体型コントロールパネルを備えたフローティングタイプのアームレスト、センターコンソール前面には間接照明付きスマートフォントレイを装備する。また、改良新型『3シリーズ』同様、コンパクトなATセレクターが採用されている。オプションのトレーラー牽引ヒッチは、スイッチ操作による電動式となった。

新開発されたシートは、穴あきタイプの「Sensatec」とレザー仕様の「Vernasca」の両オプションが選択できる。また、スポーツシート、メモリー機能付き電動シート、マッサージ機能付きランバーサポートもオプションで用意した。安全面では、フロントシートの間に、インタラクションエアバッグが採用されている。

新型の後席には、3つのフルサイズのシートがあり、快適性を追求する。40対20対40の3分割で、背もたれを倒したり、座面を折り畳んだりすることができる。オプションで、後席のスライド機能が選べる。トランク容量は540リットル。後席を折り畳めば、最大で1600リットルに拡大する。

◆7速「ステップトロニック」にモーターを組み込む
新型X1の内燃エンジン搭載車には、欧州ではガソリンとディーゼルが用意される。トランスミッションは、ダブルクラッチを備えた7速「ステップトロニック」。駆動方式は、2WD(FF)と4WDの「xDrive」をグレードに応じて設定する。

7速ステップトロニックトランスミッションには、電気モーターが組み込まれており、第2世代の48Vマイルドハイブリッドとして機能する。このテクノロジーは、エンジンの効率とモーターのパワー供給の両方を向上させるのに役立つという。

3気筒ガソリンエンジンを搭載する2WDの「sDrive20i」グレードは、最大出力156hp、最大トルク24.5kgmのエンジンに、最大出力19hp、最大トルク5.6kgmのモーターを組み合わせて、システム全体で170hpのパワーと28.6kgmのトルクを引き出す。0~100km/h加速8.3秒の性能を発揮する。

4気筒ディーゼルエンジンを搭載する4WDの「xDrive20d」グレードは、最大出力150hp、最大トルク36.7kgmのエンジンに、最大出力19hp、最大トルク5.6kgmのモーターを組み合わせて、システム全体で163hpのパワーと40.8kgmのトルクを引き出す。0~100km/h加速は8.6秒だ。燃費性能は20.8km/リットル、CO2排出量は127g/km(WLTPサイクル)、としている。