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ポルシェ『マカンEV』の運転席を初スクープ!アナログ時計もバッチリ

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ポルシェは現在、エントリークロスオーバーSUV『マカン』次期型のEVバージョンを開発中だ。その最新プロトタイプを捉えるとともに、インテリアを初めて鮮明に撮影することに成功した。

スクープサイト「Spyder7」が捉えたプロトタイプ車両は、助手席側の窓が開きダッシュボードが覗き込める状態だ。ドライバーと助手席の間にはインフォテイメントスクリーンが配置され、ステアリングホイールの奥にはフルデジタルインストルメントクラスターが確認できる。

一方、走行中を捉えたショットからは、ダッシュボードのカモフラージュ用ファブリックがなく、半円形のインストルメントクラスター上部輪郭が見えるほか、スポーツクロノパッケージに装備されたアナログ時計が確認できる。

注目はインストルメントクラスターの前方、ステアリングホイールのハブのすぐ上に位置する突起物だ。はっきりとはわからないが、非常にコンパクトなディスプレイの可能性がある。残念ながら何が表示されているかはわからないが、充電状態を示すゲージなのか、高度な運転支援機能のためのドライバーとの新しい形式のコミュニケーションツールなのか…想像を掻き立てられる。

プラットフォームはアウディと共同開発する「PPE」を採用、100kWhのバッテリーパックに対応するように開発されており、使用可能容量は96~98kWhで、270kW以上の急速充電に対応する。またデュアルモーターのセットアップにより、最高出力は603ps、最大トルクは1000Nmを発揮するとみられるほか、後輪駆動となるシングルモーターバージョンも計画されている。

マカンEVの重量はまだ確認されていないが、リアアクスルに52%の「リアバイアス・ディストリビューション」になるとしており、ポルシェらしいハンドリングに期待できそうだ。

マカンEVのワールドプレミアは、VWグループのソフトウェアチームのトラブルにより遅れが出ており、2024年内になりそうだという。内燃機関のマカンは、ポルシェが完全EV移行するまで数年間継続して販売される計画だ。