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【トヨタ クラウン RS】名実ともに「フラッグシップ」、最上級に相応しい新ハイブリッド[詳細画像]

  • 《写真撮影 雪岡直樹》
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多くの新車が発表された2022年だが、中でもトップクラスの注目を集めた日本車といえば、トヨタの新型『クラウン』だろう。徐々に街中を走る機会も増えてきた同車、その最上級グレード「RS」を撮り下ろし画像と共にご紹介する。

◆実は大きな外見的差異が存在しない?
さて、新型クラウンは「RS」を頂点として、「G」「X」と3つのグレードが存在する。外見だけ見れば、ホイールなど細かい部分で差異があるとはいえ、RSとその他グレードを見分けられないということがあるかもしれない。では、RSとそれ以外で何が違うのか。答えはメカニズムにある。

◆新開発の「デュアルブーストハイブリッド」
「G」「X」のパワートレインは2.5リットルハイブリッド。これは信頼と実績のあるTHS(Toyota Hybrid System)が搭載されており、シリーズパラレルハイブリッドだ。

一方、RSに搭載されるのは、新開発の「デュアルブーストハイブリッドシステム」。2.4リットルのターボエンジンと、後輪に搭載された大出力の水冷モーターであるeAxleの組み合わせにより、最高出力は349psを発揮する。

「G」「X」が電気式無段変速機構を備えるのに対し、RSは6速ATであることもポイントだ。モーターの特徴である低速時のレスポンスに加え、ターボエンジンの利点である中速域以上の加速感、そしてこれを有段ATに組み合わせることで、ダイレクトかつトルクフルな加速フィーリングを実現したという。

トヨタのフラッグシップを担う「クラウン」の中でも、最上級に位置するクラウンRS。新開発のハイブリッドと共にそのポジションを務めるクラウンRSは、トヨタの本気が詰まったモデルであることは疑いない。価格は605万円、さらに装備を充実させた「RS ”Advanced”」(写真のモデル)が640万円となる。