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新型レーシングカー『日産フェアレディZ GT4』を一般公開…SEMA 2022

  • 《写真提供 日産自動車》
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日産自動車と日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は11月1日、「フェアレディZ」(Nissan Z)をベースとしたカスタマー向けレース車両『Nissan Z GT4』を米国で開催されているSEMAショーで一般公開した。

NMCのNISMOレーシング事業部が開発したNissan Z GT4は、ベースのVR30DDTT型エンジンの素性の良さを活かしたエンジンチューニングを施し、シャシーとサスペンションをレース用に最適化。空力性能もレギュレーションの範囲内で最大限の向上を図り、コクピットの居住性や操作性を最適化するなど、Nissan Zの素性の良さを活かしながら、走行性能、安全性、耐久性、操作性を高次元でバランスさせた。

SEMAショーで一般向けに初公開したNissan Z GT4は、日産/NISMOのヘリテージとモダンさを融合した特別なカラーリングを採用した。ボンネットのデザインは1970年代のレーシングカーのカラーリングを想起させるもので、日産のゼッケンナンバー「23」を昇る太陽をイメージした赤い円の中に配置。また、リヤに向かってボディカラーは日産/NISMOのアイコニックな赤から黒に変化し、リヤクオーターパネルにはかつての『240Z』や『フェアレディZ』のエンブレムをモダンにデザインし直した新しい「Z」のロゴを配している。

NISMOレーシング事業部は、日本および米国でのテストや実戦走行を重ね、GT4仕様のNissan Zを開発してきた。Nissan Z GT4のデビューイヤーとなる2023年シーズンは、米国で開催される「SRO Pirelli GT4アメリカシリーズ」と、日本の「スーパー耐久シリーズ」に参戦予定のパイロットカスタマーチームに車両を供給し、NISMOがサーキットでのテクニカルサポートを行う。また、参戦等を検討しているチームや一般客向けには、2023年半ばより受注を開始し、2024年シーズンから順次車両を供給する予定だ。