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「農業女子」が移動販売車を提案、ダイハツ Nibako を活用 農林水産省

  • 《写真撮影 編集部》
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「移動販売やってみたいけど、クルマや機材をそろえるハードルが高い」。そんなハードルを下げるレンタル移動販売車が、ダイハツ工業が展開するオールインワン移動販売パッケージ「Nibako」(にばこ)だ。

9月にサービスが始まったばかりで、まだ街でみかけないなか、その使い勝手がわかる実用例が「食から日本を考える。NIPPON FOOD SHIFT FES.東京2022」(東京・六本木ヒルズ、10月29・30日開催)で公開された。

ダイハツ Nibako を活用し、野菜や加工品を販売したのは、農林水産省経営局就農・女性課農業女子プロジェクトのメンバーたち。『ハイゼット』の荷台にセットされた Nibako のガルウイングを跳ね上げ、左右と後に扉を開き、パーテーションやアルミラックを出せば、おしゃれな陳列スペースがすぐにできあがる。

1日1万3200円から、月額6万6000円からレンタルできる移動販売車ということで、じわじわと問い合わせ件数が増え始めているとか。この日は、Nibakoの実用例をいち早くチェックしようと、ダイハツ営業開発部の橋本駿太郎課長や、ダイハツ東京販売の小林幸彦代表取締役社長も駆けつけた。

◆「食と農」で気づきと発見、意識と行動を変えていくきっかけ
農林水産省は、食と農のつながりの深化に着目した国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を展開中。10月29・30日の2日間は、六本木ヒルズアリーナで、農林漁業者・食品事業者と消費者が、日本の食が抱える課題やめざす未来について、ともに考えるきっかけとなるイベント「食から日本を考える。NIPPON FOOD SHIFT FES.東京2022」を開催し、来場者たちにこう伝えていた。

「わが国では食の外部化・簡便化がすすむいっぽう、食と農との距離が遠のき、農業や農村に対する国民の意識・関心は薄れています。このようななか、これからの日本の、そして自分たちの食を確かなものとするために、消費者と農林漁業者、食品事業者が出会い交わり、「食と農」への新たな気づきや発見をし、意識と行動を変えていくためのきっかけ作りをめざしています」(農水省)