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【メルセデスベンツ EQE】上野社長「国内最多のEVラインアップ、5車種に」
メルセデス・ベンツ日本は9月29日、ミドルサイズセダンの新型電気自動車(EV)『EQE』の受注を開始した。価格は1248万円からで、納車は11月以降を予定しているという。
メルセデス・ベンツ日本はEQEのひとクラス上の新型EV『EQS』も同時発表しており、これにより日本市場に投入されるメルセデスベンツブランドのEVは5モデルとなる。メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は同日都内で開いた発表会で「国内最多のEVラインアップとなる5車種がそろい踏みすることになった。この5車種の電気自動車はすべてメルセデスの基本価値である快適性と安全性を持ち、その上に高い静粛性と利便性を兼ね備えている」と述べた。
新たに加わったEQEについて上野社長は「初めてのミドルサイズセダンで、624kmの航続と軽快なドライビングフィールによりビジネスでもプライベイトでも十分お楽しみ頂ける」と強調した。
またメルセデス・ベンツ日本営業企画部の上野麻海部長は「EQSが4ドアクーペのようなデザインになっているのに対し、EQEはよりセダンらしいトランクルームを備えたプロポーションが特徴」とした上で、「ホイールベースがEQSよりも短くアジリティが高くドライバーズカーとしても優秀」と述べた。
パワートレインに関して上野部長は「車体中央下部に90.6kWhの大容量リチウムイオンバッテリー、リアに電動パワートレインを搭載し、最高出力292馬力、航続可能距離は624kmとなる」と解説した。
EQEはEQSと同様に給電機能を標準装備しており、上野部長によると「4人家族の平均的な電気使用量であれば6日分の電気を供給することができる」としている。