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ベントレー『フライングスパー』に最強「スピード」、635馬力
ベントレーは9月6日、『フライングスパー・スピード』(Bentley Flying Spur Speed)を欧州で発表した。現行「フライングスパー」の頂点に位置する高性能モデルになる。
直噴6.0リットルW12気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力635ps、最大トルク91.8kgmを引き出す。トランスミッションは、ZF製の8速デュアルクラッチ、駆動方式は4WDを組み合わせる。フライングスパー・スピードは、ベントレーのW12エンジンを搭載する最後のモデルのひとつになるという。4WDシステムは、リアアクスルにトルクが伝達される2WD走行が基本になる。路面状況の変化やスリップの発生を検知すると、自動的に4WDに切り替わり、フロントアクスルにもトルクが伝達される。0~100km/h加速3.8秒、最高速333km/hの性能を可能にしている。
フロントグリル、ヘッドランプ、テールランプには、ダークティント仕上げが施され、ロアウィングにはスピードのシグネチャーバッジが付く。22インチのスピードホイールは、ダークティント、グロスブラック、シルバーペイントの3種類の仕上げが選択できる。キャビンでは、乗員の手に触れる部分すべてにダイナミカを使用した。このダイナミカは、「ダイナミカピュア」と呼ばれ、通常のダイナミカと異なり、73%の再生ポリエステルから作られている。ドライバーズインフォメーションパネルには、高級クロノグラフからインスピレーションを得た新しいパフォーマンスインフォテイメントグラフィックが表示される。