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起死回生なるか!? 電動化で商品力アップ、三菱『RVR』12年ぶりの大刷新へ
三菱自動車は6月7日、新型『ASX』(日本での『RVR』にあたるモデル)のティザーイメージを公開、2022年に9月にワールドプレミアすることを発表した。発表目前の新型だが、RVRとして日本市場への導入はあるのか。スクープサイト「Spyder7」が入手した最新情報をもとに、期待を込めて予想CGを制作した。
初代RVRは1991年にデビュー、3代目となる現行型はコンパクトSUVとして生まれ変わり2010年に登場した。海外では「ASX」として販売され、細かなマイナーチェンジを繰り返しながらの長寿命モデルとなっていたが、12年ぶりの世代交代となる。
三菱は新型ASXについて、アライアンス下にある「ルノーの量産車種をベースとする」とアナウンスしており、ルノーの主力コンパクトSUVである『キャプチャー』がベースとなる可能性が高いと見られている。
新型では、新開発のプラットフォームを採用。ルノー キャプチャーがベースなら、よりコンパクトなボディが予想され、静粛性や乗り心地が向上するとみられる。エクステリアデザインは、キャプチャーのデザインと基本を共有。フロントマスクに三菱車を象徴する「ダイナミックシールド」デザインの採用が予想される。
流面的シルエットで軽快感を強調し、サイドには三菱独特のキャラクターラインを配置、アンダーにも同様のラインを採用するのでは。SUVらしいハードなアンダースカートも装備し、三菱らしいタフなイメージを持たせてみた。
キャビン内ではヘッドアップディスプレイを装備。運転支援システムは三菱自慢の「MI-PILOT」を搭載するだろう。
新型ASXのパワートレインは、1.0リットル直列3気筒、1.3リットル直列4気筒を基本とし、1.6リットル直列4気筒+ハイブリッド、同エンジン搭載のプラグインハイブリッド(PHEV)も用意される。ついにASXも電動化が果たされるわけだが、日本版RVRはどうなるか。
海外では三菱の主力モデルとしてその役目を果たしているASXだが、日本におけるRVRはその存在感を打ち出せず販売は伸び悩んでいる。SUVブームの中で登場する新型で起死回生を図るか。その登場に注目だ。