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マツダ CX-5 に特別なホワイトを設定…北米初の「TAKUMINURI」

  • 《photo by Mazda》
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マツダの米国部門は7月26日、『CX-5』(Mazda CX-5)の2023年モデルを発表した。現地ベース価格は2万6700ドル(約365万円)で、今秋米国市場で発売される予定だ。

◆マツダ独自の「匠塗TAKUMINURI」技術
2023年モデルのCX-5には、新色のロジウムホワイトプレミアムメタリックを、北米市場で初めて設定する。ロジウムホワイトプレミアムメタリックは、ソウルレッドクリスタルメタリックとマシーングレープレミアムメタリックに続いて、マツダ独自の「匠塗TAKUMINURI」技術から生まれたユニークな色という。

ロジウムホワイトプレミアムメタリックは、匠塗を進化させることで、優れた表現性を持つカラーを、クリア層、反射層、カラー層(発色層)の3層のみで量産化することに成功したのが特徴だ。

魂動デザインのテーマの「日本の美」や「引き算の美学」にもとづき、雑味のないピュアな白さと、粒子のきめが細かく、面による陰影表現を際立たせる金属質感を両立しているという。

◆2.5リットルターボ搭載車は外装がグロスブラック仕上げ
米国向けのCX-5では、ターボエンジン搭載車とそれ以外のグレードの差異化が図られている。2.5リットルターボの「SKYACTIV-G 2.5ターボ」搭載車は、スポーツ志向を鮮明にする。エクステリアはグロスブラック仕上げが特徴。インテリアは赤いアクセントとステッチを採用している。

2.5リットルターボエンジンを搭載する「ターボシグネチャー」グレードでは、エレガントさを重視した専用ディティールを採用する。外装のモール類は、ボディ同色仕上げとした。明るいシルバー仕上げのアルミホイールとのコントラストを引き出す。インテリアには、ナッパレザーやウッドなどの素材を使用した。

この2.5リットルターボエンジンは、最大出力256hp、最大トルク44.3kgmを発生する。マニュアルモードとスポーツモードを備えたクイックシフト6速ATを組み合わせている。

◆MI-Driveは3種類の走行モード
「マツダ・インテリジェント・ドライブセレクト(MI-Drive)」が導入されており、ドライバーはスイッチを押して、ノーマル、スポーツ、オフロードの3種類の走行モードを切り替える。シートなどには、マツダの人間中心の哲学を反映した。ドライバーと乗員の自然で快適な移動体験を生み出すために、より大きな安定性を実現しているという。

「G-ベクタリング コントロール プラス」を全車に標準装備した。ブレーキによる車両姿勢安定化制御(直接ヨーモーメント制御)によって、より高い安定化効果を追求している。具体的には、旋回中のドライバーのハンドル戻し操作に応じて、外輪をわずかに制動し、車両を直進状態へ戻すための復元モーメントを与えることで、安定性を向上させた。

ヨー、ロール、ピッチの各回転運動のつながりを高い旋回Gの領域まで一貫させ、素早いハンドル操作に対する車両の追従性を高めるとともに、挙動の収束性を大幅に改善しているという。また、これにより、緊急時の危険回避能力を高めるとともに、高速走行時の車線変更や、雪道など滑りやすい路面環境においても、ドライバーが制御しやすく、より安心感の高い動きを可能にしている。

◆全車に「i-ACTIV AWD」標準の米国仕様車
米国仕様は、全車にマツダの「i-ACTIV AWD」を標準装備した。この4WDシステムは、パフォーマンスとドライバーの自信を高めるように設計されており、ドライバーはさまざまな走行条件での移動体験を楽しむことができる、と自負する。

マツダ独自のi-ACTIV AWDシステムは、加速とコーナリングフォースに基づいて、荷重の変化を常時モニターし、パワーを適切なホイールに伝達し、ドライバーの入力に対するほぼ瞬時のレスポンスを追求する。i-ACTIV AWDシステムは、車速に応じてターンインレスポンスと制御をシャープにすることで、車両のパフォーマンスを向上させると同時に、さまざまな道路状況での安全性を引き上げるという。

マツダの米国向け「CX」モデルには順次、i-ACTIV AWDを標準装備していく。i-ACTIV AWDを標準化することで、マツダのドライビングダイナミクスが強調される、としている。