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BMW iX1 アートカーは「喜びと持続可能性」のメッセージ…新型EV

  • 《photo by BMW》
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BMWは7月27日、ベルギーで開催中の世界最大規模の音楽イベント「トゥモローランド」において、新型『X1』のEV仕様、『iX1』のアートカーを初公開した、と発表した。

◆音楽プロデューサーのスティーブ・アオキ氏と共同製作
このアートカーは、グラミー賞に2度ノミネートされた音楽プロデューサーで、アーティスト、ファッションデザイナー、起業家としても活動中のスティーブ・アオキ氏との協力で製作された。

iX1のアートカーは、「メッセージ・オブ・ジョイ」がテーマだ。車体には、未来についての前向きな考えを含めて、さまざまな喜びのメッセージが表現された。BMWによると、未来の人々への喜びと持続可能性のメッセージが記されているという。

なお、iX1のアートカーは、トゥモローランドの開催期間中、会場に展示されている。来場者は、自由に写真を撮ることができるという。

◆1回の充電での航続は最大438km
iX1には、第5世代の「BMW eDrive」テクノロジーを搭載する。最初に発売される「xDrive30」グレードには、前後アクスルにそれぞれ1個のモーターを搭載し、4輪を駆動する。モーターは最大出力313hp、最大トルク50.4kgmを引き出す。

アクチュエーターに近い場所には、瞬時に作動するホイールスリップ制限テクノロジーを搭載しており、あらゆる地形で確実なトラクション性能を実現するという。パワフルなモーターは、0~100km/h加速5.7秒、最高速180km/hの性能を発揮する。

バッテリーは蓄電容量64.7kWhで、車両の床下にフラットに配置された。1回の充電で、最大438kmの航続を可能にしている。『i7』にも搭載されている改良された充電ソフトウェアと効率的な充電テクノロジーにより、最大出力130kWの急速充電を利用すれば、バッテリー容量の8割を29分で充電できる。

◆「BMWライブ・コックピット・プラス」を標準装備
iX1には、「BMWライブ・コックピット・プラス」を標準装備する。最新世代の「BMW iDrive」は、「BMWオペレーティングシステム8」をベースにしており、「BMWカーブドディスプレイ」と、最新の「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」を採用している。フルデジタル化されたディスプレイは、10.25インチのインフォメーションディスプレイと10.7インチのコントロールディスプレイで構成されている。

操作はタッチと音声によって行う。インテリアの幅広いデジタル化により、操作に必要なボタンやコントロール、スイッチの数を大幅に減らしているという。新しい「マイモード」は、個別に選択可能な車両設定と、インテリアのマッチング機能を組み合わせたものだ。「Augmented View」機能は、クラウドベースのナビゲーションシステム「BMW Maps」のオプションとして利用できる。

車載カメラを使うと、乗員のスナップショットを撮ったり、インテリアの写真をスマートフォンに送信したりすることができる。これに加えて、5Gモバイルテクノロジー対応の「Personal eSIM」、「BMWデジタルキープラス」、「BMW ID」、Apple「CarPlay」とグーグル「AndroidAuto」によるスマートフォン統合も利用できるという。