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マレーシアの国民車『アルザ』、13年ぶりの全面改良…ダイハツ
ダイハツのマレーシアにおける自動車生産・販売の現地合弁会社であるプロドゥアは、Bセグメントの国民車『ALZA(アルザ)』を約13年ぶりにフルモデルチェンジし、7月20日より販売を開始した。
アルザは、スタイリッシュなデザインと、コンパクトなボディながら広い室内空間、多様なアレンジが可能な3列シートなどが特徴の7人乗りコンパクトMPV。2009年の初代モデル発売以来、ファミリー層を中心に好評を博している。
今回のフルモデルチェンジでは、2021年11月にインドネシアで発売した『XENIA(セニア)』と共通のDNGA Bセグメント用プラットフォームを採用。1列目から3列目のシート間距離を50mm拡大し、大人7人がゆったり乗れる、Bセグメントではトップクラスの室内空間を実現した。また、フレキシブルなシートアレンジを設定したほか、荷室の使い勝手も向上。D-CVTを搭載し、燃費性能を向上させながら、快適な走行性能を実現した。
インテリア・エクステリアデザインはマレーシア独自のスポーティなスタイルに仕上げるとともに、使い勝手の良さも向上させながら、国民車に相応しいリーズナブルな価格としている。安全性能については、高速走行等、マレーシアの道路環境に最適な設定とした衝突回避支援システム「スマートアシスト(現地名:Advanced Safety Assist)」を全グレードに装備。車線変更時の後方確認をアシストする「ブラインドスポットモニタ―」や「オートハイビーム」等の安全装備を充実させた。
プロドゥアは、1993年にダイハツとの協業により創業した、小型車を中心としたマレーシア第2の国民車メーカーであり、2006年から2021年まで16年連続でマレーシア国内販売シェアトップを獲得している。2021年3月には、ダイハツの海外事業におけるDNGA第1弾となるコンパクトSUV『Ativa(アティバ)』を発売し、今回のアルザが第2弾となる。