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これが『コルベット』初の電動モデルか!? 車名は「E-Ray」?「Zora」?噂の真相は
シボレーは4月、『コルベット』史上初となる電動モデルを早ければ2023年に発売すると発表。そのティザームービーを公開したが、その市販型と見られるプロトタイプ車両をスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。
ニュルブルクリンク付近で捉えたプロトタイプは、電動化を示すイエローステッカーが貼られていないが、テスト走行の開始時には貼られるはずだ。またサイドエアインテークなどの特徴を見るに、ほぼコルベット「Z06」のボディそのままだ。しかし、ドライバー側のフロントフェンダーにキルスイッチらしきものが見えるほか、後部では、センター出しのクワッドエキゾーストパイプの代わりに、両サイドに四角い排気口らしきものが配置されている。
最新の情報によると、「E-Ray」(仮称)には2つのプラグインハイブリッド(PHEV)モデルが提供されるという。1つは標準モデルの6.2リットルV型8気筒エンジンに電気モーターを組み合わせ、最高出力650ps、最大トルク678Nmを発揮するというもの。
もう1つはハイエンドモデルの「Zora」(仮称)で、最強モデルZ06の5.5リットルV型8気筒エンジンにモーターを組み合わせ、システム合計最高出力は1000ps、最大トルク1322Nmを発生させる。またハイブリッドが導入された後にはフルエレクトリック(EV)の登場が確定しており、GMの「Ultium」バッテリー技術を使用し、こちらの最高出力も1000psのハイパワーとなることが噂されている。
ただし、コルベットの電動化については多くの憶測が飛び交っており、「E-Ray」「Zora」などのネーミングを含め断定はできない状況だ。コルベット初の電動モデルのワールドプレミアは早くて2023年。その詳細は「後日発表する」とのみ公式SNSに投稿している。
SNSに投稿されたショートムービーでは、前輪と後輪の両方のタイヤが回転しており、AWD(全輪駆動)となることが示唆されている。