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南紀白浜空港で自動運転走行の実証実験開始、省人化と事故リスク軽減

  • 《写真提供 マクニカ》
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南紀白浜エアポート、日本電気(NEC)、マクニカの3社は、南紀白浜空港の制限エリア内で自動運転車両『EVO(エヴォ・NAVYA社)』を使用した実証実験を7月19日より開始する。

公共インフラの維持管理に必要な人員の継続的な確保はすべてのインフラ事業者の共通課題だが、広大な管理面積を有する空港も同様に効率的な運用により省人化を図ることが求められている。このような状況の中、南紀白浜空港では省人化に加えて、制限エリア内での人為的事故のリスク削減を目的に自動運転走行の実証実験を行う。

本実証では、マクニカが運用するEVOを空港制限エリア内の車庫に駐車。夜間を含めた1日4回の指定時間に場周道路を通り、空港の最南端までのルートを往復で自動運転走行する。1週間の実証実験を通して、空港制限エリア内の走行自動化に係る知見の蓄積や課題の洗い出しを行い、空港メンテナンスでの活用などを目指す。

また、将来的には南紀白浜空港内に整備済みのローカル5Gと組み合わせ、点検車両が自動走行し映像データを遠隔で点検する「遠隔点検」やAIによる「異常検知」など、スマートメンテナンスにも応用。さらには実証実験中の「MR空港体験」など、顧客が空港制限エリア内を移動する車両にも活用し、メンテナンスとエンターテインメントを両立した活用を目指す。