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ルノー発の軽快フルハイブリッド!ルーテシア E-TECH[詳細画像]

  • 《写真撮影 中野英幸》
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ルノーのコンパクトハッチバック『ルーテシア』に、新開発のフルハイブリッドシステム「E-TECH」を搭載したモデルが、日本上陸を果たした。輸入車最高レベルの燃費と、従来のHVのイメージを覆す軽快な走りが魅力の一台だ。

ルノー独自開発、軽快&低燃費な「E-TECH」システム
「E-TECH」は、ルノーが独自開発したハイブリッドシステム。1.6リットルのエンジンに、「E-モーター」と「HSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)」という2つのモーターを組み合わせる。最高出力とトルクは、エンジンが91ps/144Nm、E-モーターが49ps/205Nm、そしてHSGが20ps/50Nmを発揮する。燃費はWLTCモードで25.2km/リットルを実現しており、輸入車最高レベルだ。

トランスミッションは電子制御ドッグクラッチを採用したマルチモードATが搭載される。ルノーがF1参戦を通じて培ったノウハウが投入され、軽量化と小型化を実現した。変速比は12通り。モーター側の2つ、エンジン側の4つのギアを組み合わせることで、レスポンスを高めている。

E-TECHと12速ATのコンビネーションにより、状況に応じた最適な走行が可能となる。効率の良い走りによって、燃費はもちろん、従来のHVでは得られなかったとされる爽快なドライブフィーリングを実現した。

見た目の違いは小さいけれど
ルーテシアE-TECHだが、ノーマルモデルとの外見上の差異はほとんどない。ルノーの象徴となっているCシェイプのライトも、ダイナミックなボディラインも健在だ。リアにちょこんと備え付けられたE-TECHエンブレムが、自身のメカニズムを静かに主張している。

車内のシフトコンソールにも、E-TECHのロゴが配置される。インテリアもノーマルモデルと大きな変更はなく、ドライバーフレンドリーなデザインとなっている。スイッチやレバーの類は全てドライバーから手が届く範囲にレイアウトされており、快適な運転が可能だ。

もう1点、ガソリンモデルのルーテシアと異なるのは、安全装備の面だろう。ガソリン車にも搭載されていた衝突被害軽減ブレーキなどの装備に加えて、車線維持のためのレーンキープアシストが追加される。

同社の『アルカナ』と併せて、貴重な輸入フルハイブリッド車であるルーテシアE-TECH。価格は通常モデルが329万円、レザーシートを装備した上級モデルが344万円となる。