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BMW 2シリーズ 新型を420馬力にカスタム、ACシュニッツァー…8月欧州発売へ

  • 《photo by AC Schnitzer》
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ACシュニッツァー(AC Schnitzer)は7月8日、新型BMW『2シリーズクーペ』向けのカスタマイズプログラム、「2シリーズ by ACシュニッツァー」を欧州で発表した。パーツ群は8月末、現地で発売される予定だ。

◆「M240i」の3.0リットル直6ターボをチューニング
ACシュニッツァーは、ドイツに本拠を置き、BMWのチューニングを手がけている。最近では、MINI、ジャガー、ランドローバーにも、チューニングの範囲を広げてきた。そして今回、新型BMW 2シリーズクーペ向けのカスタマイズプログラムを欧州で発表している。

2シリーズ by ACシュニッツァーは、新型2シリーズクーペの「M240i」がベースだ。3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンは、ACシュニッツァーがパフォーマンスアップグレードを行った。その内容は、エンジンコンピューターなどにチューニングが施される。その結果、最大出力は374hp/5500~6500rpmから420hpへ、46hp強化。最大トルクも51kgm/1900~5000rpmから61.2kgmへ、10.2kgm上乗せされている。

トランスミッションはパドルシフト付きの8速AT「ステップトロニックスポーツ」だ。駆動方式は4WDの「xDrive」、または2WD(FR)に対応している。

◆エアロダイナミクスと足回りを強化するパーツ群
ステンレス製エキゾーストと2つの「カーボンスポーツ」テールパイプを、それぞれ左右で組み合わせることができる。クロームメッキやブラック仕上げのカーボンスポーツまたは「スポーツ」テールパイプも用意している。

ACシュニッツァー仕様のスプリングキットとスポーツサスペンションは、車高を20~25mm低くすることができる。空力面では、ダウンフォースを増加させるフロントスプリッター(Mエアロダイナミクスパッケージ装着車用)を用意した。

リアには、ルーフスポイラーと2分割のリアスポイラーが装着できる。ACシュニッツァーの空力コンポーネントはハンドリングを改善し、ダウンフォースとグリップを向上させるという。リアスカートには、プロテクションを用意している。

◆20インチホイールやスポーツステアリングホイール
新型2シリーズクーペ向けに、ACシュニッツァーがさまざまなホイールを設定した。「AC4」と呼ばれるフローフォーミングホイールは、シルバー/ブラックまたはブラックが選択できる。サイズは20インチで、フロントに245/30R20、リアに255/30R20タイヤを組み合わせる。「AC1」も20インチで、ツートーンまたはアンスラサイト仕上げが選べる。AC1は19インチもラインナップしている。

インテリアには、スポーツステアリングホイールが設定された。ブラックの穴あきナッパレザーとブラックのアルカンターラを上質に組み合わせたステアリングホイールには、ライトグレーのクロスステッチを配した。ドライバーの親指の位置には、凹型グリップを設けた。さらに、センターマーキングが付いたACシュニッツァーロゴ入りモータースポーツインジケーターにより、ステアリングホイールの位置が分かるようにした。

アルミ製パドルシフトは、標準のパドルシフトよりも大きいデザイン。アルミ製のペダルとフットレスト、キーホルダー、iDriveコントローラー用のアルミ製カバーも用意している。