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VW『ポロ』がマイナーチェンジ、価格は257万2000円から 前後デザインが大変化
フォルクスワーゲンジャパン(VGJ)は6月23日、4月より予約受注をおこなっていたコンパクトハッチバックの新型『ポロ』の販売を開始した。マイナーチェンジにより車体前後のデザインを変更し、最新世代の1.0リットルエンジンを搭載する。価格は257万2000円から。
ポロは1975年に欧州でデビューして以来、全世界で1800万台(派生モデル含め2050万台)を販売した世界的なヒットモデルだ。日本でも1996年の本格導入以降で、累計30万台を販売。コンパクトなサイズと使い勝手の良さ、お洒落でカジュアルな輸入車として日本でも広く愛されてきた。
新型ポロは、エクステリアデザインを刷新。LEDヘッドライトと光るラジエーターグリルがひとつなぎとなった新たな表情が、先進的な印象を与える。このラジエーターグリルのLEDクロスバーは、『ゴルフ』などでとり入れられ、ポロとしては初採用。リヤはこれまでのコンパクトなテールランプから、横に長く立体的な形状のLEDテールランプとなり、より個性的なリヤビューを演出している。
搭載される直列3気筒ターボの1.0TSIエンジンは、従来モデルと同じ排気量ながら、ミラーサイクル燃焼プロセスの採用やバリアブルターボジオメトリー機構の搭載、ガソリンエンジンPMフィルターの採用により、高効率でエコな最新世代のエンジンとなっている。最高出力は95ps、最大トルクは175Nmで、市街地から高速道路まで、さまざまなシーンで十分な動力性能を発揮。WLTCモード燃費は17.1km/リットルを実現し、高い静粛性も誇る。
新型ポロには、上級モデルに採用されている先進安全装備や快適装備を数多く採用。 同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”は、ドライバーがあらかじめ設定した車速内において前走車との車間及び走行レーンの維持をサポート。高速道路などの長距離移動時の安全性の向上と疲労の軽減に寄与する。また、LEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”は、フロントカメラで対向車や先行車を検知し、マトリックスモジュールに搭載されたLEDを個別に制御することで、最適な配光を可能とする。走行時の安全性を向上させるだけでなく、ダイナミックターン インジケーターと合わさることで、右左折時の被視認性向上にも寄与しする。
快適装備は、9.2インチの大型モニターを搭載したフォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム”Discover Pro“を採用したほか、デジタルメータークラスターやタッチコントロール式エアコンディショナーパネルを採用、先進的なインテリア空間を演出している。
グレード展開は4グレード。これまでの「トレンドライン」、「コンフォートライン」などのグレード名は廃止され「TSI Active Basic」(257万2000円)、「TSI Active」(282万1900円)、「TSI Style」(324万5000円)、「TSI R-Line」(329万9000円)と改められた。なお、全グレードでエンジン出力に違いはなく、トランスミッションもすべて7速DSGを搭載する。
ボディカラーは、新色のヴァイブラントヴァイオレットメタリック(写真のモデル)のほか、全7色を設定。
また、純正インフォテイメントシステムの「Discover Pro パッケージ」(15万4000円)、ACCなど運転支援機能を含むテクノロジーパッケージ(17万6000円)のほか、初めてレーンチェンジアシストシステムとリヤトラフィックアラートを外した「レス」オプションも用意した。「Side Assist Plus レスオプション」を選ぶと、マイナス2万8600円となっている。