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自動運転の働く車、消防士に自動追従モードも…ホンダがCES 2019で公開へ

ホンダの米国部門は12月13日、米国で2019年1月に開催されるCES 2019で初公開する『オートノマス・ワークビークル』(Honda Autonomous Work Vehicle)の詳細を発表した。

オートノマス・ワークビークルは、アタッチメントを取り付けることでさまざまな用途に活用できる自動運転モビリティのプラットフォームだ。前回のCES 2018で発表した『3E-D18』をベースに開発されており、CES 2018への出展をきっかけに、2018年から米国でパートナーとの実証実験を開始している。

具体的には、米国ノースカロライナ州の大規模太陽光発電所での除草作業、カリフォルニア州のカリフォルニア大学デービス校における試験農場のモニタリング作業、コロラド州の消防隊の機材搬送や山火事など危険な場所での偵察・通信サポートという3つの実証実験を行っている。

オートノマス・ワークビークルは、ボディサイズが全長1940mm、全幅1110mm、全高900mmだ。重量は350kgだが、454kgの最大積載量を備え、最大で590kgの牽引能力も持つ。GPSとセンサーベースの自動運転システム、オンボードのプラグイン電源システムなどを搭載する。

オートノマス・ワークビークルでは、「フォローミー」、「パターン」、「AからB」の各モードで車両をプログラムすることができる。このうち、フォローミーモードは、コロラド州の消防隊が活用。山火事の消火活動の際、重い機材を載せて自動運転で消防士の後を付いて行き、山火事の鎮火に貢献している。