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【マツダ CX-60】日本人の精神性を表現した新世代プレミアム「Premium Modern」[詳細写真]

  • 《写真撮影 雪岡直樹》
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マツダのラージ商品群第一弾となるSUV『CX-60』が、6月24日より予約受注を開始する。4つのパワートレインと、価格も含め多彩なグレード展開が特徴のCX-60だが、今回はその中でもマツダがその最高峰に位置づけるモデル、「Premium Modern(プレミアムモダン)」を紹介する。

高貴で屈強なボディライン
CX-60のエクステリアにおける最大の特徴は、後輪駆動(FR)のプラットフォームを活かしたロングノーズ・ショートデッキなスタイリングだろう。造り込んだ骨格は、リア寄りの重心にしっかりと荷重がかかっている様子を連想させる。しかし、決して鈍重なイメージではなく、体の引き締まった力強さ、頼もしさを感じさせるボディだ。

デザインコンセプトは「Noble Toughness」。マツダのデザイン哲学である「魂動」のさらなる深化に挑戦したCX-60は、大型SUVらしい堂々とした風格を漂わせつつも、威圧的になりすぎない上質さを目指したという。まさに高貴と屈強という2つの要素を上手くバランスさせていると言うべきだろう。

都会的なセンスでつくり上げられたというこの「プレミアムモダン」は、切削加工された20インチアルミホイールをはじめ、他のグレードに比べて上質感が高められている。画像の車両のボディカラーは「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」。CX-60のカラーバリエーションは全7色となる予定だ。

インテリアで日本人の精神性を表現
「プレミアムモダン」のインテリアは、CX-60の持つ世界観を際立たせて表現している。それは、季節の移ろいといった自然がもたらす変化、また自然との調和に美を見出す日本人の精神性だ。

もちろん、安易に日本的なテイストを盛り込んだわけではない。基本の内装はナッパレザー製で、ホワイト系でまとめられた。一方で、ドアトリムにはメープルが用いられ、落ち着いた空間にあえて異質なものが取り込まれる。これは、秩序をあえて崩す「破調」の考え方を取り入れた。静謐な水面に生み出された波紋のように、心地よい乱れを作り出すのがねらいだ。

また、インテリアの随所には織物を採用し「ジャパンプレミアム」を表現している。季節や時間による光の変化に伴って、柔らかく変化する多彩な表情を見せてくれると言う。

マツダの新時代を担う「プレミアムモダン」
CX-60には4種類のパワーユニットが用意されるが、「プレミアムモダン」は直4ガソリン+モーターのPHEV「e-SKYACTIV PHEV」搭載車と、直6ディーゼルのマイルドハイブリッド「e-SKYACTIV D」搭載車に設定される。「Premium Sports(プレミアムスポーツ)」と同様に、CX-60の頂点を飾るグレードだ。

日本の心をデザインに込め、繊細な世界観を表現したCX-60プレミアムモダン。価格は、「CX-60 XD ハイブリッド Premium Modern」(写真のモデル)が547万2500円、「CX-60 PHEV Premium Modern」が626万4500円となる。