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トヨタ FJクルーザー、EVで復活なるか?…『コンパクトクルーザー』
トヨタ自動車の欧州部門は6月10日、コンセプトカー『コンパクトクルーザーEV』(Toyota Compact Cruiser EV)が「2022カーデザインアワード」を受賞した、と発表した。これに合わせて、コンパクトクルーザーEVの新写真を公開している。
コンパクトクルーザーEVは2021年12月、トヨタのEVに関する新戦略発表会において、ワールドプレミアされた。トヨタは2030年までに、30車種のEVを世界市場に投入する計画で、コンセプトカーを中心に16台のEVが公開された。その1台が、コンパクトクルーザーEVだ。フランス・ニースに拠点を置くトヨタの欧州デザイン部門の「トヨタED2(Toyota Europe Design Development」)のチームが中心になってデザインされた。
コンパクトクルーザーEVを見て、トヨタが2017年に生産を終了した『FJクルーザー』を思い出す人もいるかもしれない。FJクルーザーは2006年春、北米で発売された。1960年代の名車、トヨタ『ランドクルーザー』(FJ40型)のモチーフを、デザインに反映させた個性的なSUVとして支持を集めたが、2017年に生産を終了した。
コンパクトクルーザーEVでは、FJクルーザーの特長だった丸型ヘッドライトが、最新のLED技術を使ったスリムな角型ライトに置き換えられた。一方、ブルーのボディカラーに樹脂ブラックのバンパーとフェンダーエクステンション、四角いドアミラー、太いリアピラーなどに、FJクルーザーの特徴が継承されている。